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ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~

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ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~の作品紹介

ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~のあらすじ

同性婚が合法とされていたアメリカ・カリフォルニア州で、 2008年11月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。 同性婚が再び禁止されることになった。 この「提案8号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが二組の同性カップル。 クリス&サンディとポール&ジェフ。アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われるこの訴訟のもと、 かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士、テッド・オルソンとデヴィッド・ボイスも手を取り合う。愛とは、家族とは、人権とは…。彼らのかつてない闘いを5年以上に渡って撮影し続けた感動のドキュメンタリー。

ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~の監督

原題
The Case Against 8
製作年
2013年
製作国
アメリカ
上映時間
112分

『ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~』に投稿された感想・評価

KUBO

KUBOの感想・評価

3.8
これは見てよかった。ドキュメンタリーとしてたいへん優秀な作品だった。(「cinemo by ユナイテッドピープル」にて鑑賞)

同性婚が認められていたカリフォルニア州で、その同性婚を再び違法とする「提案8号」が施行された。一度は認められていた婚姻が無効とされた2組のカップルが「提案8号」を、性的指向を理由にする基本的人権の侵害として裁判を起こす。

「ブッシュVSゴア」の裁判を戦った2大弁護士が手を組むというのはすごいな。

結婚ではないが「パートナー登録(=結婚と同じ権利を持つ)」という制度もあるらしい。

同性婚を、かつて認められていなかった異人種間結婚と重ね合わせて「ラビング訴訟」(「ラビング 愛という名のふたり」)が引き合いに出されるのは映画ファン的にはおもしろい。

かつて被告側の証人で同性婚に反対の立場を取っていたブランケンホーンが、裁判を通して考え方が変わったことを告白する。

「目の前にある信念が邪魔をして、他人のことが見えなくなることがある。主義や信念といったものが壁になるのだ。その壁は他者との関係を遮断し、他者の視点から人生を見られなくする。それが妨げとなる。」

ソルジェニーツィン曰く「善悪の境界線は人と人の間ではなく、人の心の真ん中を通っている」

カリフォルニア州ではこの裁判を通して同性婚は合法となったが、未だ33州では違法のままだそうだ。トランプ政権の元では、これ以上は広がりそうもないかな?

裁判劇としても痛快な、素晴らしいドキュメンタリーだ。
emily

emilyの感想・評価

4.0
2008年に一度合法とされていた同性婚が「提案8号」により禁止された。再び合法を求め立ち上がる二組のカップル。アメリカ合衆国の最高裁判所で始めて婚姻の平等が争われたんだそう。その軌跡を5年間に渡り映し出し、敵同士だった弁護士がタッグを組み一大ムーブメントを起こしていく。

人と人との間に善悪はない。善悪は自分の心の中にある。今生きやすい世の中にいるなら、それの世の中にするために戦った人がいる。日本でも同じように戦っている人達がいる。まだまだ偏見が多いが、徐々にそれも変わりつつある。

まず提案8号により禁止された同性婚。それにより立ち上がり、社会の権利ではなく、個人の権利を主張し、固定観念を徐々に取っ払われ大事なのは子供を作るための結婚ではなく、愛する人同士が結ばれる物が結婚でなくてはならない。禁止されたからこそ、人々は婚姻の平等について考える事が出来、大きなムーブメントとなったのではないか。

二組のカップルはどこにでもいるカップルで、長年寄り添った空気感が非常ににじみ出ている。言葉にしなくてもお互いを思いある気持ちがあり、しっかり同じ方向を向いて、優しい笑顔で見つめて寄り添っている。なかなかここまで寄り添える関係になるのは難しい。その心に、その涙に、その笑顔に、胸が締め付けられる思いで、そうして溢れ出る絶対的な信念とプライドは本当に心に響くものがある。

その思いがその信念が周りに伝染し、人々の心を動かす。
「勝ったのは戦ったからで、敗北を恐れたからではない」
その勇気にその大きな犠牲に、そうして支えてくれた家族の愛に、そうして観客に問いかけてくる。自分の権利を主張するために戦っていますか?戦わずに勝ち取るものは何もない。何かを変えたいなら、まずは自分が変わるしかないのだ。
むぅ

むぅの感想・評価

4.6
「飲み会より安いでしょ」

ずっと観たくて、でも観る術がなくDVDを購入しようか迷っている、そう言ったらzoom飲みをしていた友人にそう一喝された。

間違いない。
その場で買った。

不要不急の外出を控えている分、
不要不急の買い物は増えているような気もするが、これは不要でも不急でもなかった。必要で緊急。

結婚するもしないも、一緒に生きていくと決めた2人が納得のいく道を選べば良いと思う。
どうして同じ人間なのに、同じ選択肢が持てないのかな。
私はシスジェンダー・ヘテロセクシャルなので、結婚したいと思って、相手もそれを願ってくれていたら、明日にでも結婚出来てしまう。
その結婚にしても親には"認めてもらう"という感覚はあるが(認めるどころか、えっ!こんな娘で良いのですか?!ばんざーい!とあの2人は言いそうだが) それ以外の人や機関に"認めてもらう"という感覚はない。"報告"程度の感覚だ。

そんな言葉を続けていたら
「相手がいれば!ね!」
「お互い様だから」
「それ観終わったら貸して」
「もちろん」
「でもさー、星野源とガッキーの結婚はショックだった。有給取ろうかな案件」
「嫌だったの?私は久々にほっこりニュースだったよ。有給は好きにしな」
「めでたいとは思ってる。けど、家事のやる気が出ない。むぅも綾野剛が結婚したら思うって」
「え、全然平気。お幸せに!って思うけど。そんな事より、つまんない作品に出られる方がよっぽどショックだわ」
「あの人も、とうとう人のものに...って思わない?」
「思わん。誰かが自分のものにならないなんて、過去の恋愛で嫌っていうほど学んだわ」
「じゃあ私が綾野剛と結婚してもいいね?」
「え。それはやだ。あ、いいや、新居にめっちゃ遊びに行く。入り浸る。っていうか、言ったからにはしてよ?結婚、綾野剛と。で、結婚しても自分のものにはならないからね?」
「あんたのそういうとこ、本当に可愛くないよね笑」
「ほっといて笑」
「ついでにfilmarksのレビューの文体も可愛げがない」
「(爆笑してしまった)そこ?!
それレビューに書いていい?」
「どうぞどうぞ。ギャラとして今度ビール奢ってね」
「はいはい、喜んで」
「庄屋か。はいは一回!」
「はいはい」
私はこの友人が大好きだ。

そして結婚するその人の事を好きな場合に限り、"認めたくない"という感情は分かるな、と思ってしまった。


同性婚が合法とされていたアメリカ・カリフォルニア州で、2008年11月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。
同性婚が再び禁止されることになった。
この「提案8号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが2組の同性カップル。アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われることになったこの訴訟のもと、かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士も手を取り合う。
彼らの闘いを、5年以上に渡り撮影し続けたドキュメンタリー。

5年という長い闘いを、ほんの少しだけ見せてもらえた。
結婚式の4人の表情に涙が出た。
愛してる人を見つめる表情は
こんなにも美しいのか、と。

誰かを好きになるのと同じで、
好きな映画を好きに観たらいいと思っている。
その選択に"強制"が入ってしまったら、つまらなくなってしまう事がある。
でも、多くの人に観て欲しい、そう願わずにはいられない。
"自分らしく生きる"
"愛する人と結婚という選択をする"
それが叶わない人がいる。


2004
マサチューセッツ州で同性婚が認められる
2008/05/15
カリフォルニア州が全米2番目の同性婚合法州に
2008/11/04
カリフォルニア州で同性婚を禁止する「提案8号」が住民投票で可決。結婚が男女に限られることに。
2009/05/26
カリフォルニア州最高裁は、同性婚推進派の訴えを退け、「提案8号」を可決した住民投票を有効と判断。
2010/08/04
サンフランシスコ連邦地裁は「提案8号」を違憲と判断。
2013/06/26
米連邦最高裁はサンフランシスコ地裁の判決を支持。
2013/06/28
サンフランシスコ連邦高裁は、同性婚を禁止した州法の規定を無効と判断。同性婚賛成派の勝訴が確定。
2014
合衆国高等裁判所が、同性婚を認めない判断を示す。
2015/06/26
合衆国最高裁判所が、全米で同性婚を認める。

DVDのパッケージの裏に載っていた同性婚に関する簡単な歴史。
この文字の背景に、どれだけの人の想いと道のりが詰まっているのだろうと思うと震えてしまう。

2回、6月26日が出てきたので、何を観ようかな?と悩んだ時に参考にしている雑誌
『POPEYE(2020年12月号)』の〈今日も明日も映画の日〜365日の映画カレンダー〜〉を開いて6月26日を調べてみた。
365日その日が舞台になっている映画のカレンダー。
『ミッドサマー』だった。
あの夏至祭は6月26日なのか。

6月28日はストーンウォールの反乱があり、そこから6月を中心にプライドパレードが世界各都市で行われているのに、それも載っていなかった。
そして6月28日は、26日に判決を受け実質同性婚が可能になった日でもある。
4人も解禁の15時に届けを出していた。
6月28日が結婚記念日のカップルは多いんだろうな。

また何年か後にやって欲しい企画だな、と思うカレンダー。
その時は6月26日に
『ジェンダー・マリアージュ 全米を揺るがした同性婚裁判』があるといい。
更に言うなら、日本でも同性婚が認められ、そのドキュメンタリーやハッピーな映画が載っているといい。
ついでに『きのう何食べた?』の2人にも結婚という選択肢が描かれかますように(最新刊がタイムリーな話題だった)。

そうなるために、
自分が出来るハチドリのひとしずくとは。


書き終えて、読み返してみて、
「長っ」と思った。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

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