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母娘監禁 牝〈めす〉
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『母娘監禁 牝〈めす〉』に投稿された感想・評価

菩薩
4.2
とにかく冒頭が良いってのがあるが、話を追う事に徐々にその高度を下げなんとか墜落寸前で再びエンジンに点火…と言った印象。希死念慮バリバリの女子高生、いのちの電話はテレクラに姿を変え、友人を間接的に殺してしまった彼女の罪悪感は、心身共に堕ちていく事で友人に追いつこうとしてしまう。自分の身体を売り、友を売り、遂には母親まで売るが、家に帰りさえすれば彼女を温かい食卓が待っている。とっくりセーターが語る『大人は判ってくれない』、この映画も海に始まり海に終わる。その部屋には似つかわしくない少々大き過ぎる冷蔵庫とこたつの利用法、偽ユーミンの「ひこうき雲」ってこれか。「遠くで見たら岩城滉一、近くで見たら柳沢慎吾」がめちゃくちゃいい、しかも舞台が水戸。岡田有希子の飛び降りの翌年にこんな話を書く荒井晴彦…。
部屋を整理していたら出てきた、80年代小劇場演劇のVHSソフトからのつながりで、DVD(HDリマスター版)で鑑賞。R18+のロマンポルノ。

演劇のVHSは、当時の「品行方正児童会」という劇団の『何日君再来(いつのひかきみまたくる)』という作品で、その劇団の主宰であった前川麻子(演出・脚本・出演)が、この映画の主演。前川は、本作への出演により、俳優としていくつかの地方映画祭の新人賞を受賞している。

初見ではないはずなのだが、冒頭の10~15分程度(駅前デパートのシーンからテレクラあたりまで)以降は、完全に記憶から消えていた。

ストーリーは原作の小説があり、実話を元にしたものとのこと(脚本は荒井晴彦)。広義では犯罪被害の話ではあるので、今風の言葉で言えば、多くの人にとっては「胸糞映画」かもしれない(とは言え、文字通りの「監禁」の話ではないし、鎖に繋いだりのいわゆるSM的な行為が描かれるものでもない)。

映画としては、まず前川麻子が凄くよかった。上記の劇団においては、主宰で演出家でもあることから、意志の強そうなある種のオーラを発し、舞台の上では華のある役者でもあったと思うが(僕は何度かこの劇団の公演を観ている)、この映画では、厭世的で自暴自棄な女子高生が質の悪い男性に依存していく様を見事にスクリーンに出現させていた。特にツンと澄ましたような顔立ちが、強い存在感を生み出していたように思う。

脚本や撮影など、映画としての基本的なクオリティは高く(ロマンポルノなので、いわゆる「濡れ場」はかなり多い)、序盤の公衆電話での前川の長台詞のシーンで、主人公への感情移入が生み出され、僕はそこから強く物語に引き込まれた。

画作りの点では、(具体的な描写は控えるが)ラブホテルの一室での4人(男性2+女性2)のシーンは、普通の映画ではなかなか見ることのないキャメラワークに驚かされた。最終盤の狭いアパートの一室のシーン(男性3+女性2)も、同様に凄い構図とショットだったと思う(念のために言っておくと、多くの人にとっては「胸糞」なシーンかもしれない)。

余談になるが、その最終盤に「冷蔵庫」が映し出されるショットがあり、そこで脚本の荒井晴彦がいわゆる「冷蔵庫の女」を意識していたのかどうかが、ちょっと気になった(念のために言っておくと、そこで女性が殺されるわけではない)。

人間の暗い面と動物的な面を描いた作品ではあるが、道を外してしまった女子高生を描いた青春映画として充分に優れていたと思う。

*追記
個人の方のブログのようだが、荒井晴彦によるラストシーンについてのコメントなどが引用掲載されていたのでブックマーク代わりに(ネタバれあり)。
https://ayamekareihikagami.hateblo.jp/entry/2014/02/13/122510
劇場にエロ目的で行ったら倒れる。不安定な思春期での歪んだ行動が友人の自殺や友人と母親を巻き込む事件になる。少女が経験する地獄絵図に観客は、耐えられるだろうか。実際の事件を基に描かれているので想像を絶する経験を少女はしてしまっている。荒井晴彦なんで救いが一切無い。「ひこうき雲」がモチーフでもあるのだが荒井晴彦の脳を通過するとこういう映画になる。AVで人気の梶谷直美も出てくる。当時の弁当の容器ってああだったなぁと思い出す。河原さぶの頭に毛がある。

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あらすじ

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