明治41年奈良・小森で生まれ育った誠太郎と孝二の兄弟。日露戦争で父親を亡くした2人は、しっかり者の祖母・ぬいと、心優しい母・ふでに育てられた。だが、学校に入ると、被差別部落だった小森の子供…
>>続きを読む在日朝鮮人学校に通うテソンは、朝鮮人として誇り高く生きるよう教育を受けながら、普通の高校生活を送っていた。姉が日本人と婚約し、野球で日本人に負け、落ち込んでいたテソンは、幼馴染みの女子が日…
>>続きを読む1997年7月7日。下関と釜山の間で行われた親善陸上大会に出場した郁子は、一人の韓国人の男の子と出会い、淡い恋をする。「来年の夏、この大会で再会しよう」携帯もメールも無い時代、日本と韓国が…
>>続きを読む1995 年 1 月 17 日午前 5 時 46 分、「街」は一瞬で破壊され、ぼくたちは生き残った。 偶然出会ったふたりの想いが、夜の街にあふれ出す――。 こどもの頃に震災を体験し、いまは…
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