青 chongの作品情報・感想・評価

「青 chong」に投稿された感想・評価

こく

こくの感想・評価

3.0
李監督の学生時代の卒業制作作品。内容的に地上波で放送された事にビックリ。

在日朝鮮人学校の生徒達の青春。向こうの教育を受けてる学生の視点なので、日本人は全て個性ない侮蔑の対象。チョッパリと連呼されるだけの存在。

あえてステレオタイプに描いてるのだろうが、ひとりの人間として、もう少し日本人との前向きな交流があってもよかった。

主人公の姉の恋人(日本人)が、ひたすら苦手な辛い料理を食べたら認められるとか、なかなか酷い。

何気に眞島秀和のデビュー作です。
家庭とか学校の中は朝鮮で、でも普通に日本文化の中でも暮らしてて、なんて複雑なんだろう。
少しずつでも、暮らしやすい方向に向かっていって欲しい。
在日朝鮮人の問題はいまだに根深く残っている。
日本人でもなければ、朝鮮人でもない。アイデンティティーを根源から奪われた彼らの苦悩は尽きない。
自分は何者か、という問いに向き合いながら、彼らは毎日を生きなければならない。
たぶん、そんな思いが、李相日の原点になっているんだろう。
あの李相日監督の卒業制作作品。この頃から、脚本のテーマに一貫性があり、素晴らし過ぎる。在日韓国人という監督だからこそ成し得た作品。
日本では朝鮮人だと偏見を持たれ、韓国に行けば日本人だと差別される。自分は果たして何者なんだろう…高校生という年齢だからこそ、ただでさえも自己アイデンティティーへの疑問はわく。
在日韓国人だからこそ、韓国人(朝鮮人)の特徴も日本人の特徴も、そして自分達、在日韓国人の特徴もそれぞれの立場の気持ちに寄り添いながら分析しているから、この作品、面白くて何だか優しい。
朝鮮人から見たら日本人は受け入れがたいものがあるんだ。
これは、自己肯定感の裏返しかもしれない。
ラストで、生まれ変わっても、また朝鮮人に生まれたい!と言い切る彼ら。
他者を尊敬しつつ、自己肯定感を持って生きて行きたい!
成っちまったもんは仕方ないもんな。

MX📺 PFFアワード・セレクション で放映。
在日朝鮮人高校生の視点で描く葛藤。わだかまりの中で、日本の社会とどう関わり、何をするのか。
朝鮮学校の中を初めて見る。同じ国にいて、違う文化を持つ人が集まる小社会。無防備で居られる場所。

あの制服、最近見ない。ケンカが強いイメージしか持ってなかった。こんな環境で多感な時期を過ごしていたのか。見え方が全然違う。

何だろう。この、下手なことは言えないと思うモヤモヤは。
地上波。MXテレビ。学生映画。
2001年4月21日公開の日本映画。ぴあ制作・配給。 専門学校「日本映画学校」の卒業制作として制作され、『ぴあフィルムフェスティバルアワード2000』でグランプリを含めた4賞を受賞。PFFアワード2000グランプリ、エンターテインメント賞、企画賞、音楽賞。
1998年日本映画学校卒業制作作品。
後に映画『フラガール』で文化庁芸術選奨新人賞を受賞する李相日のデビュー作。撮影監督の早坂伸のデビュー作。

在日朝鮮人学校に通う普通の高校生テソンの姿を通し、恋や挫折といったごく普通の悩みが、朝鮮人ということでなお一層困難を極めていくさまを映し出す異色の青春ストーリー。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.6
普通に北野武×『パッチギ』×『青い春』じゃんとか思ったが『パッチギ』よりも『青い春』よりもこちらが早いわけだし、学生映画としてパーソナルな部分を、尚且つアイデンティティに関する主題を持ってくるってのは大正解だと思う、ちゃんと青春が昇華されている。朝鮮学校を舞台にしているが出て来る風景は鎌倉付近のそれで日本であるのもいいし、劇中に出てくるコンビニがampmってのが今となってはたまらない、あったあったあのレジ前の謎の液晶とカウンター内の巨大な業務用冷蔵庫…。朝鮮人らしく振る舞おうとすれば日本人のくせにと言われ、日本人らしく振る舞おうとすれば朝鮮人のくせにと言われ…めんどくさいっすね本当に、イライラするでしょうね本当に。音楽までかなり北野武に寄せている気がする、全体的に漫画っぽいけどそこ含め松本大洋みたいって事で◎。
過去作だけど、現代に通じる部分があって、もしかするとこういう問題っていうのは、地球がある限り、なくならないのかも、と思ったり。

卒業制作だけど、不自然と思う箇所がなく、李相日監督の想像力の類まれなさを感じました。
内容的には王道で、北野武の影響が凄い出てた。
全体的にはクオリティ高い。
でも、それだけだなぁ。
Hana

Hanaの感想・評価

3.0
「フラガール」「悪人」「怒り」の李監督の卒制作品ですと!
なのに若かりし眞島さん出演してるし!
何て味わい深いんでしょう!

在日朝鮮人を主人公にしたリアルな描写が印象的。
きっとこの主人公は監督自身なんだろうな。

日本人とは付き合うなと言われたり、母国に帰れば日本人扱いされたり、バイト先では日本名字を使ったり…日常的に差別に絡まれてる感じ。
いやぁ、苦労も2倍だし、そりゃめんどくせぇ!って思うだろうなと。

自分が小さい頃も在日朝鮮人は学校に一定数居て、でも言葉は通じるし普通に友達だったけど、そことは別に日本人の名前の友達が大人になってから「実は純日本人じゃないんだよね」ってカミングアウトされる事が多い方にびっくりしてました。
だからといって付き合いは何も変わらないけど、自分の知らない所で小さい頃からそういう事を表に出さないようにしてきたんだなぁと思うと、ちょっと切なくなります。
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