1992年東陽一監督の「橋のない川」は観ていたが、今井正監督版をずっと観たかった。
私は、こちらの方がいいと思った。
1969年作品は第一部。
奈良県の大和三山に囲まれた小森(架空の地名)という被…
撮影が綺麗。演出も現代的で全く色褪せない。
ストーリーとキャラクターも魅力的。エピソードのモチーフがいい。
部落問題なんて知ったの高校に入ってからだし、今の社会で聞くことはほとんどないから、とて…
先に1992年作の東陽一版を観てしまったが、こちらの方が被差別感の描写は遥かに濃密。おばあの北林谷栄と豊作・伊藤雄之助の存在感が圧倒的で被差別部落に暮らす悲哀がひしひしと伝わってくる。先祖代々の因果…
>>続きを読む自身の怠惰と、甘やかしてくれる家族と一緒に積み上げた贅肉のおかげで動きずらい身体を手に入れたにも関わらず、デブであることを認めないクソガキに腹立ちすぎた。
絶対他にも印象的なシーンがあるのにそれしか…
原作小説(1部~6部)が出版されたのが1961年~1973年にかけて。本作上映が1969年。
本作にも出てきた「差別されてきた人々の身分を廃止して、こ れからは身分・職業ともに平民と同じにする」と…
【今井正監督の名作】
部落差別を描いた有名な小説(私は未読)を原作とする映画。社会派の今井正監督による丹念な作りのモノクロ画面が印象的です。
明治の終わりから大正にかけての頃。被差別部落にはまだ…
部落問題を扱ったベストセラーの映画化。
いわれなき負の差別を表現するのに天皇を持ち出した勇気がすごい。正の差別も描いたことで、この問題の根深さに気がつくことができる。
このあたりは共産党員だった今井…
階級差を表すため、
小森の子と他の児童と先生を映す時は
小森の子たちの方が低くなっているが、
その為、ショットが始まった時、ほとんどの確率で小森の子が座ってスタートするのが面白かったです。
202…