群像劇であった前二作に比べると、伍代俊介と標耕平の物語にドラマが凝縮されている感があった。
徴兵が免除されていながらも、己の信念を貫き戦争と戦うことを決意した俊介。
徴兵を拒否して監獄行きの選択肢も…
路線変更と予算削減でとうとうメロドラマになってしまったんだけど、その結果ちょっと持ち直した三部作の完結編。
関東軍が中国で行った虐殺のくだりなど、北朝鮮のプロパガンダ映画も真っ青の極悪非道っぷりで、…
完結編だけ観ているので、日中戦争開始直前から、ノモンハン事件の戦闘を中心に、第二次世界大戦の開始の宣言で終わる。
戦闘シーンのリアルに目を留め、戦争の悲惨さを知る。
この辺りの歴史の実感性が薄かった…
全長9時間以上にも及ぶ日本の中国侵略サーガ完結。
南京大虐殺等ネトウヨ発狂必至の描写もあるが、戦略立案、状況判断、ディシジョンメイキングにおける日本陸軍と政治との無能ぶり、センスのなさはいかなネトウ…
【途中脱落】
2本目ぐらいから何となく違和感は感じてたのだが、中国戦場での日本軍の描かれかたを見て「本当?」とにわかに信憑性がなくなり脱落。
普通に考えて丸腰の村民を銃撃したり、規律の厳しかった日…
日中全面戦争からノモンハン事件へ、戦争に翻弄される人々を描いた大河映画三作目、東京裁判まで描く予定が日活の経営危機で打ち切りになった。今も変わらぬ精神論で進む日本に呆れる。監督は有名な共産党シンパな…
>>続きを読むついに日中戦争が開戦。手前に子どもたちの死体、その向こうを走っていく兵士たちというタイトルバックからして強烈。記録写真を使って伝えられる南京事件の壮絶さ、山本圭が体験する軍隊の鬼しごき、殺人の強要…
>>続きを読む日中戦争開始からノモンハン事件までを描く。
国家総動員法などの制定から対中戦だけでなく、英米戦や対露戦まで想定する大企業。一方で女郎屋へ娘を売らなければならない農家も描かれる。そんな中でも強い意思を…
このレビューはネタバレを含みます
この作品は、世界が、第二次世界大戦直前までが、描かれている。第二次世界大戦時の、日本は、狂っていたが、第二次世界大戦に、入る直前の、この時から、狂っている。少なくとも、この作品内では、・・・・。『シ…
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