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若者はゆく -続若者たち-
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『若者はゆく -続若者たち-』に投稿された感想・評価

昭和40年代のテレビドラマ「若者たち」(1966)の映画化第二弾。フジテレビは関わらず俳優座が製作。テレビ版を演出した森川時久が本シリーズでフリー映画監督に転向。撮影は「切腹」(1962)などの宮島義勇。

両親を突然失い力を合わせて生きてきた佐藤家の五人兄妹。そこに妹オリエ(佐藤オリエ)が職場を解雇された同僚ミツを連れて帰ってくる。ミツは同じ東北出身でノイローゼ気味の同僚をかばって上司と争ってしまったのだ。兄妹で唯一大学に進学し全共闘運動に熱を上げる三男・三郎(山本圭)は、ミツに同情し解雇反対の署名運動に力を貸す。しかし、自身は就職面接で体制に同調する発言が出来ずことごとく失敗、理想と現実との乖離に深く挫折する。。。

1960年代末の若松プロ極左映画を観たので、同時代の一般的な若者像を掴みたくて鑑賞。しかし本作は一作目に比べてぐっと左派的なスタンスだった。個人的には正直言って好み。

オープニング、有名な主題歌「若者たち(空にまた陽が昇るとき)」にのせて、足立区の工場地帯、働く若い労働者たち、新宿駅地下の学生集会、米軍基地、B52、機動隊が映し出されていく。

現場仕事の長兄・太郎(田中邦衛)とトラック運転手の次兄・次郎(橋本功)は、中学生の頃から仕事に就き弟や妹を育ててきた。そして大学に進学した弟・三郎を誇りに思っており、全共闘運動に対しても反対はしない。三郎も兄たちが大好きで、骨の髄まで労働者である兄たちに自分の理想を理解してほしいと願っている。それが、決して甘くはない現実生活の中でふとしたことから大喧嘩になってしまう。そこから再び絆を取り戻す過程が面白い。既に芸風を確立していた田中邦衛の名演に思わず感涙してしまった。

ナレーションは仲代達也。原水爆反対や労働運動のデモ風景をバックに「今日が昨日と同じように流れていく中で、より大きな正義を保証していく力はあなたたち自身の体の中にしかない。だから生活に戻る前に、あなたがたはもう一度、我々の声を聴いてくれ!」と読み上げる。まさしく左派プロパガンダ映画の体で「皆さん、お元気で!」との兄妹の唱和が追い打ちをかける。これを現代の多くの人々は冷笑するかもしれないが、笑顔でこちらに手を振り通勤の列に消えていく佐藤オリエの姿には、何とも励まされる気分になり胸が熱くなった。

登場人物全員が喜怒哀楽をごまかさず真正面から本音をぶつけ合っていた。日米安保や低賃金など、社会問題は現在と驚くほど共通している。しかし理想主義と抵抗の声が権力の暴走を抑えてきたのだと思う。それが決壊したのが今年2026年だと認識している。自分にも責任があることも。


※6か国の若者意識調査(2024年:日本財団)
https://www.nippon-foundation.or.jp/wp-content/uploads/2024/03/new_pr_20240403_03.pdf

非常に興味深い調査結果だった。日本の若者は6か国で最もネガティブな傾向が見られた。今年の衆院選で若者の多くが保守政党に投票したのは“絶望の末の現状維持”を選択したということかもしれない。以下、気になった項目を挙げておく。

Q.自分の国の将来について「良くなる」との回答(%)
中国 85.0
印度 78.3
韓国 41.4
米国 26.3
英国 24.6
日本 15.3

Q.自分の行動で国や社会を変えられると思うか(%)
中国 83.7
印度 80.6
米国 65.6
韓国 60.8
英国 56.1
日本 45.8

Q. 政治選挙社会問題について
家族や友人と議論することが「ある」との回答(%)
中国 70.8
印度 74.9
米国 67.3
英国 66.3
韓国 55.3
日本 50.5


※挿入曲「昭和ブルース」は、後にテレビドラマ「非情のライセンス」(1973~)のエンディングテーマとして使われた。歌ったのは天知茂。
それぞれの立場で人生が次のステップに進むときの葛藤

佐藤家5兄弟の暮らしぶりを描いた「若者たち」シリーズ第2弾
今回も熱い、熱すぎる兄弟ゲンカが見所ですが、彼らの人生も次の舞台へと進んでいます。また、今回「ミツ」という東北から出て来て、成り行きで佐藤家に下宿している元女工さんが増えます。ミツは、工場である同僚をかばった結果、通告なしでクビになってしまった女性です。

太郎はいつか大きなマイホームを手に入れようと、引き続き働いていて、休みには郊外の土地を見に行っています。
次郎は町子との結婚を視野に入れているのですが、肝心の町子は元カレ(次郎に比べりゃヒョロヒョロの青年)とだらだら続いていてどっちつかずの状態でなやみます。
三郎は就職活動もうまくいかず、急進的な学生運動に身を投げる友人とも切れてしまう始末。そんな中、理不尽な理由で解雇されたミツの復職運動を手伝います。
オリエは戸坂との関係はうまくいっておらず、ある男性からプロポーズを受けますが...
末吉は自動車のセールスマンをしており、日々頑張っています。

本作でも末吉の出番は完全に脇役で、太郎と三郎の「労働」と「頭脳」の対立のようですが、若干前作よりもプロレタリアアート感が増えています。(実際の暴動の映像も挿入されていますしね)その上、前作にはなかった仲代達矢のナレーションが結構効いてきます。堅さというか...

オムニバスストーリーなのでレビューしにくいですが...
まず、次郎やオリエの恋愛模様はそこまでうまくいってないようで、特に次郎は「なんであんなやつに俺は負けてるんだーー」と真っ直ぐすぎる熱い愛を町子に対してここでもみせてます。
オリエの方はわざわざ茅ヶ崎まで探しにいった戸坂とは関係が深まっていませんでした...実は戸坂は佐藤家と確執があったり、「被爆者として立ち向かわない態度が煮え切らない」とオリエも距離をおいていたようでしたが、それらは全て会話で説明されていました。うーん、太郎に怒鳴りつけられる戸坂観たかったなあ(配役的に...)

大きな対立という軸では、太郎と三郎の「金銭」についての確執はキツかったなあ。「兄さんは土地や金にしか興味ない」と三郎が言えば「お前らを食わせるためには必要だ」と言ったり。さらに下宿しているミツとの三角関係?にも陥ったり。最後は太郎もある事件に巻き込まれて寝込むし、三郎もかなり自暴自棄になったりとちょっと不安定でしたね。

全体のテーマもかなり暗い印象でしたね。映画開始すぐ、ミツの同僚がノイローゼになり、精神安定を理由にウサギを飼うのですが、そのウサギもすぐに殺されてしまいます...人間とは、生きるとはという暗い所を抉るような作風。
そんな中、ラストのオリエの笑顔と、オリエが精神的変貌を遂げた戸坂を見つけて寄り添う姿は一服の清涼剤でしたね。(というか、戸坂はここにしか登場しない...)

さて、最後どうなるか見届けましょう。

オマケ:ただでさえ小規模なラピュタ阿佐ヶ谷。お近くの方の結構な頻度で解説を挟まれたりする声や、タオルをパタパタしたりポリエチレン買い物袋がガサガサする音、気になりました..
ちょっと没入できなかったかなあ。(でも救いは本作品に戸坂さんのシーンがあんまりなかったことかな(笑)石立ドラマファン的にですが。)
日本映画専門チャンネル
こういう作品に弱い。理屈よりも想いが勝るシナリオ。シンプルにだれかを愛し、信じるこころ。率直でまっすぐなものいい。だからこそのホンネのぶつかり合い。まさに「昭和」の精神かもしれない。いまやほとんどパワハラと認定されてしまうだろう荒々しさと強さ。一見、弱さにみえてしまうナイーブさ。それがゆえの優しさや思いやり。

知識や情報も増え、あたかもずいぶん一昔前よりは賢くなったような現在。しかしながら物質的な貧困は相対的に改善されてはきたが、ひととの繋がりや他者への思いやりなどの心の貧困とも呼べる冷たさは反比例するように深くなっているように感じる。

人間はたかだか数十年で賢くはなりはしない。

『若者はゆく -続若者たち-』に似ている作品

三里塚に生きる

上映日:

2014年11月22日

製作国・地域:

上映時間:

140分
3.7

あらすじ

“空の表玄関”を称する成田国際空港の周囲では、機動隊による厳重な検問が現在もつづけられている。大型機が離発着を繰り返すA滑走路南端では、闘争遺跡“岩山要塞”が不気味な姿をさらしている。二本…

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