年の近い4人の男兄弟のほかに幼い3人の子供がいる子沢山の職工一家。徳川夢声の父親はほとんど声を荒げず終始穏やかだ。それゆえ最後の場面で父親が激昂して長男に物を投げつけることに驚く。先生を迎えて一家が…
>>続きを読むプロレタリア作家、徳永直の原作を成瀬が脚本も手掛けた。この頃の成瀬作品は、成瀬が脚本も書いている。石村家は祖父母も含めて十一人家族息子三人、母も仕事をしていても、生活は苦しい。ところが、長男が家を出…
>>続きを読む原作徳永直作の庶民階層の働けど働けど楽にならずの一家の子供の進路問題を真正面から提起した成瀬巳喜男監督のヒューマンドラマの傑作。画面の暗さは、裸電球時代のリアル感でプロレタリア文学の雰囲気がたっぷり…
>>続きを読む夢を持てるような時代背景でもないのに夢を持とうとする若者。それは愚かか。似たような時代背景のイマ。アナタはどう観る。問われているようで息苦しい。同様の悩みを持つ。子の親。多いだろう。良質の金八ドラマ…
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