このレビューはネタバレを含みます
えー、なにこれー
ジェラルドバトラーはどこにむかってるのかなー。心配だー。
「いやいやいやいや」「それはいくらなんでも」って大笑い大騒ぎでツッコミいれながら見るのが正しいみかたね。自宅鑑賞でよかった。リアルの追求とかははるか遠いところにありますのでね。
最近、重くて重くて重い映画ばかり観ていたから、ついつい社会派目線いれたくなりますが、テロリストを「国」ではなく、武器商人個人の「私怨」としてるのよね。桁外れに莫大な資産か?まぁそこからして社会派よりも、エンタメに徹底しようという意思表示かな。
前作のテロリスト襲撃後のホワイトハウスという限られた空間ならまだしもロンドン中心部の街中を銃撃サバイバルの舞台にするのは、いずれにしても無理があったな。
テロ発生後にイギリス政府の動きがなにもみえないんだもん、政府丸ごとテロリストに乗っ取られていたのかと思ってしまいました。市街地追いかけっこや地下鉄とか、まったく一般人も軍も警察の救援部隊もいないし。ヘリ落ちたとこになんにも救援こないとか酷すぎ。やっとSAS到着、この映画みた英国が「うちこんなボンクラじゃないんですが」って怒りださなかったかな。
怒りだすといえば、各国首長がそれぞれ各国らしい表現で面白かったな。日本の総理は警護もないまま単独で会場に向かって渋滞に巻き込まれた挙句、なにも状況わからないうちにフェイドアウトとか。イタリアはアモーレ連れて観光気分とか。
じゃフランスは「メルシーボクゥ」とかいいながらワイン片手に登場か?なんてツッコミいれてたら、本当に専用クルーザーでワイン(笑)
スコットランドヤードの司令本部も、自分とこが未曾有の大惨事に見舞われててもアメリカ頼りかよ。そのアメリカの中枢メンバーも大きいモニタみながら遠隔操作で指令だしてて、なーんかみんな映画鑑賞気分で呑気だなー。まあ彼らにしてみりゃ自分とこの大統領さえ奪還できればロンドンも各国首長も、どうなっても関係ないからね!
いろいろ書いたけど、衛兵隊やらが警備の警官やらがあーしてこーして同時多発!!!のシーンは、息止めちゃうほどの迫力だったし、マイク・ベニング無双は「むそーー!!!」って叫びたくなるし。飛んだり走ったり、銃のみならず素手や刃物使いが素晴らしい。さすがスパルタ王。映画館のスクリーンでみたかったなー。
ベニングの子供も生まれたし、大統領のご子息、今回はスカイプだけだったから又登場してほしい。そして、まだこの先、ベニングと大統領の受難の旅は続きそうですね?
次はもっと閉塞空間HAS FALLENがいいな。
橋を封鎖してセントーサ島封鎖でSINGAPOLE HAS FALLEN。有名な巨大ホテルもマーライオンも爆破シチャウヨ!
あ、お台場封鎖でTOKYO HAS FALLENなんかどうかしら。これだけツッコミどころぶっこんでくれるんだもの、日本の警察はニンジャの特殊部隊持ってるかもしれないね。
という感じで、世界の名所破壊と、大統領とSPコンビの活躍、楽しみにしてます!
しかし、ジェラルド・バトラー結構好きだからさー、そろそろ良い映画に出会っても良い頃じゃないかなー、って毎回思うの。