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『ユー・エス・ゴー・ホーム(原題)』に投稿された感想・評価

3.5
『ネネットとボニ』の元になった作品で、テレビ局の「あの頃の少年少女たち」という企画の一つとして製作されたとのことで見てみた。同じ企画からは、アサイヤス監督の『冷たい水』やテシネ監督の『野生の葦』も生まれたらしい。

本企画には描く時代などの制約があったようで、本作では1965年のパリ郊外が舞台になっている。中心となるのは『ネネットとボニ』と同じ兄妹(同じ役者)だが、本作では妹の視点により重心が置かれている。マルティーヌは友人たちとのパーティーに行きたいが、母親の許しを得られず、兄アランに同行してもらう。しかし兄妹はどちらもその場に馴染めず、真夜中に帰路につく。しばらく歩いていると、アメリカ人兵士に出会う。。

アメリカ人兵士をヴィンセント・ギャロが演じているなど、『ネネットとボニ』と共通する要素も多いが、描いているテーマは大きく異なる。本作ではアメリカ文化への憧れを漂わせながら、パリ郊外に暮らすこと、まだ大人になりきれないことなど、決して中心へは到達できない状況が描かれる。それらは解決されないものの、夜明けとともに肯定的に描かれるのが印象的だった。
muscle
-
一人の時間を持て余す子どもたちがドゥニの映画では本当によく出てくる。しかし彼らも誰かと触れ合いたい。そうして、行き場のないパーティー場面が生まれる。出会いの場面が頻出することのめんどくささなんのその。一周してマジでラブ&ポップみたいな映画が出来上がる。

空を見上げて鼻歌を歌う場面が素晴らしい。なんていうか、シンプルで誰にでも(こんなマニアックな映画を見るような人なら)共感できるような、映画であった。
どこにもいけない、何にもならない朝を迎えてエンディング。初めてドゥニの映画で心からノレた。
t
4.5
青春についての私的大傑作となった。冒険したい年頃の田舎女子2人が夜のクラブに繰り出す。このクラブでの疎外感、タバコの使い方、ギャロとの出会い…洋楽に乗せて突き刺してくる冷たさ当て所なさ。ラストカットの虚無。パーフェクト。
兄が踊り狂うシーンにジャームッシュ処女作・件のシーンを想起。何気にアンヌヴィアゼムスキーが脚本書いてるのか。

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