
コロンビアの辺境の地。初老のアルフォンソは、病に臥す息子に会うために、17年前に捨てた故郷の家に帰ってくる。自分のかつての妻、そして息子の妻がサトウキビ畑の労働で懸命に家庭を支えている。元妻はアルフォンソに当然冷たい。故郷は荒地にしか見えない。アルフォンソが家族の為にできることはあるだろうか…。
グアテマラの高地。マリアは、火山のふもとで農業を営む両親と共に暮らすマヤ人の少女。父親は生活苦から、マリアを地主の後妻に嫁がせようとしていた。ところがマリアは、農園で働く青年の子を身籠って…
>>続きを読む中東のパリ、ベイルート。地中海を眺望する超高層ビルの建設現場でシリア人移民・難民労働者たちは静かに働いている。ある男が、出稼ぎ労働者だった父がベイルートから持ち帰った一枚の絵の記憶を回想す…
>>続きを読む第1次大戦下のフランス。男たちが出兵して不在の農場を女たちで守らねばならない。女主人のオルタンスは夫や息子の安否を気遣いながら気丈に振る舞い、職を求めてきたソランジュを雇って農家の仕事をや…
>>続きを読むマイナス25度。全てが凍る北海道の大地に鼓動を打ち鳴らし、しっかりと根を下ろした「ばんえい競馬」の力強い姿は、多くの人を魅了している。同時に、そこでは「馬喰」を介し、馬が経済動物として取引…
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