過去の鑑賞記録
『セメントの記憶』ー セメントの味、建設と破壊
https://hodie-non-cras.hatenablog.com/entry/2019/05/06/%E3%80%8E%…
このエッセイ(随筆)が父親をしのぶ書き方であったり、それに、家族をシリアにおいて働きにきているシリアからの建築業の人々が故郷を案じている書き方であったりしている。いかに、個人のストーリーを淡々に語っ…
>>続きを読む内戦後レバノンの建設現場で働くシリア難民の姿を映す。「24時間、ベイルートは私達の上にある」という言葉が重い。
戦争で破壊されるシリアと、発展を遂げるレバノンの対比的なシーンが随所に散りばめられる…
「ラッカは静かに虐殺されている」と「ラジオコバニ」に次いでのシリアに関わるドキュメンタリー映画だった。
予告編の映像美!的な印象も確かにその通りなのだが、破壊と創造を永遠と繰り返す人間達、その復興…
12/11/2019
ここ1ヶ月で一番頭使った
脳みそがセメントのように固まっちまっている私のような人間が気軽に観る映画ではなかったな
一回観ただけでは掴めなかったから何回か観よう。心の余裕が…
セリフが少ない本作は、セリフ量に反して作品から得られる情報量はかなり多い。
この映画で最も印象深いのはベイルートで働くシリア人移民労働者の表情。
様々な表情ではなく、皆が揃って無表情に見える。
…
理不尽な環境は正にこの瞬間も存在している。レバノンの今を映画にすることは報道の道を進んだ人たちにとってある種の必然なのかも知れない。
映像も音も凄まじい。
特に中盤の「ある乗り物」に乗った視点での…
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