【動的平衡】
"長い内戦を乗り越え、バブル経済真っただ中にあるベイルートの超高層ビルの建設現場を捉えたドキュメンタリ"
との紹介文であるが、想像していたドキュメンタリという印象を越えた、メッセ…
過去の鑑賞記録
『セメントの記憶』ー セメントの味、建設と破壊
https://hodie-non-cras.hatenablog.com/entry/2019/05/06/%E3%80%8E%…
このエッセイ(随筆)が父親をしのぶ書き方であったり、それに、家族をシリアにおいて働きにきているシリアからの建築業の人々が故郷を案じている書き方であったりしている。いかに、個人のストーリーを淡々に語っ…
>>続きを読む内戦後レバノンの建設現場で働くシリア難民の姿を映す。「24時間、ベイルートは私達の上にある」という言葉が重い。
戦争で破壊されるシリアと、発展を遂げるレバノンの対比的なシーンが随所に散りばめられる…
「ラッカは静かに虐殺されている」と「ラジオコバニ」に次いでのシリアに関わるドキュメンタリー映画だった。
予告編の映像美!的な印象も確かにその通りなのだが、破壊と創造を永遠と繰り返す人間達、その復興…
セリフが少ない本作は、セリフ量に反して作品から得られる情報量はかなり多い。
この映画で最も印象深いのはベイルートで働くシリア人移民労働者の表情。
様々な表情ではなく、皆が揃って無表情に見える。
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