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陽気な連中
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『陽気な連中』に投稿された感想・評価

グリゴリー・アレクサンドロフ監督作品。
牧童のコースチャは、有名な指揮者と間違われて、令嬢エレーナの館へ招かれるが・・・という話。

ソ連初のミュージカルコメディ。
オープニングから楽しい。チャップリン、キートン、ロイドの言及があったりと、アメリカのサイレントドタバタコメディを意識している映画。ホントにソ連映画なのかという陽気さ。ドタバタコメディ部分をやり過ぎ目にしたような感じ。画面内の人物達がそれぞれ動いている感じは、ディズニーのアニメみたい。

陽気に楽しくありたいという気持ちがまっすぐに伝わってくる。ところどころで多幸感。
映画のセットもけっこうすごい。特に最後に皆で大合唱するシーンが、セットといい人の数といい最後の盛り上がりがすごい。

前半部の動物達が豪華な屋敷に突入するシーンも面白い。牛がベッドに寝ていたりと、ブニュエルっぽさを感じた。
初監督作品、ソ初ミュージカルということもあって、個々のカットは強いが、カット間の連関や滑らかさはどうにもぎこちなく、角度もタイミングもスムースには流れていかない。しかも、時間経過が適当に何時間から年を跨ぐくらいに示されパートが3~4分されて、自然の山や海水浴浜から、豪華ホテル、都市部のコンサートホールまで相互の脈絡なく、主要人物だけ再会を果たしては、繋げられてる。映画手法も洗練されてなくて、それは無理だろというテクニック·展開をドンドン平気にぶちこむ。逆転撮影(動物ら集合整列)、早回し等駒の速度可変、アニメパートの挟み、それどこれか実写に傷入れ瞬間上描きアニメ、電線の鳥たちも楽譜アニメに、スクリーンプロセス、背景ペタッ写真、ミニチュア建造物(ラストの入れ子構造的トラックバックの破天荒は特に)。大量の牛·羊·山羊·豚ら、勝手気儘に乱闘·葬列行進参加·霊柩車占拠駆けつけ·楽器破壊自在演じの楽隊ら、がきちんとした邸内や会場内と部屋間と屋外を自在無茶苦茶に往き来。人が混同されたり入れ替わるあざといまでの仕掛け·トリックとその運動性を連綿と貫き拡大してゆく。
そしてその結果は冒頭の動物ら引き連れての歌いまくっての牧童としての大行進と延々ダイナミックで他の人ら·動物ら·自然風景らの絡みの大パースペクティブや、終盤の牧童のもうひとつの顔というかミュージシャン·指揮者·歌手としての楽隊引き連れての大行進·ハチャメチャにコンクール会場参入·スタイルをいろいろ破天荒自在ハチャメチャに変えたり·本当の恋人?の思わぬ歌の天才(主人の歌手を目指す上流階級女を軽く凌駕)を加えての·場のあり方もどうなってるか分からない本当にに延々·拡がり続ける(冒頭と同じく)歌と音楽の人生の支え·生来と表現による活力の果てること無し、を歌い上げてく、を頂点とする、後のパートも加え、ハリウッドものに比べると、フォーマルを限界なく崩しはみ出してるも、楽しさ·自由さでは上回る奢りのない本物の見世物の、半ば思わぬ大披露となってる。このタイトルでいうと、昔観てる気もするが、余りに呆気に取られて記憶が薄くなってるのか。
今回は未だ観ていないが、ロームや、メドヴェトキン、ドヴジェンコ、コージンチェフ他々、’30年代スターリン統制下の前衛の禁じられたといわれてるソ映画界、エイゼンシュテインが苦悩にのたうち回ったという時代でも、表現とその自由に向かう人間の力は押さえきれるものではない。もっと長い徹底的にその世界が繰り広げられるバージョンも現存してるみたいなのでそれも観てみたい。
運動につぐ運動の映画。編集でだいぶ誤魔化されてはいるが、やはりハイライトは動物たちがワチャワチャと階段を駆け上がり屋内に雪崩れ込んでくるところか。段取りも後処理もしんどそう。
20日からのソビエト映画特集も楽しみだけど、13日から『処刑の丘』がユーロでかかる事に今一番興奮している

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