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『スウィートホーム』に投稿された感想・評価

KAKIP
3.8
記録用
黒沢清監督。
伊丹十三製作総指揮。

数々の逸話がある今作だがまず有名なのがファミコン版が「バイオハザード」の原型になったこと。
異色なシステム面が後世に影響を及ぼした。

もう一つは一部のの媒体を除き販売されなかったこと。
それは黒沢清と伊丹十三の権利上の問題が発生したわけだが。

当時黒沢清監督はディレカン時代であり相米慎二、長谷川和彦の助監督を経てピンク映画などで製作していた。
師である蓮見重彦経由で伊丹十三と知り合い交流を経て「ドレミファ娘〜」で出演に至る仲にまでなる。

ホラー作品を製作するため資金繰りをするがうまくいかず伊丹十三のプロダクションを頼り製作を始める。
しかし伊丹プロの座組に新人監督が置かれるだけで伊丹十三の製作総指揮という肩書きと財布の紐を握られているため映画に口出しを始める。

その後の黒沢清監督の作風をご存知の方は如何にこの映画の作風が作家性と作家性がぶつかり合い葛藤の上に成り立っているかがわかるでしょう。

しかし伊丹十三に全てが制御されていたわけではなくSFX担当もディック・スミスを招集を頼んだのも黒沢清であると思います。
「スキャナーズ」「エクソシスト」の作品のようなSFXを望んだのだろう。
ロブ・ボッティン、スタン・ウィンストン、トム・サヴィーニなどが次点の候補だったのだろうか?

本当にSFXが素晴らしく真っ二つな古舘伊知郎や頭パカーンや間宮夫人のクリーチャー特撮は素晴らしい!
頑張って日本でハリウッド的なスプラッターものを作ろうとする意気込みを感じる!

他にもサム・ライミズームや洋館ゴシックホラーで表現主義の影の演出などホラー映画オタク丸出しの所は黒沢清発案だろう。

しかし古来より映画監督の揉め事といえばファイナルカット権である。
案の定伊丹十三の編集とソフト化された際にも更なる編集が加えられ契約を無視し報酬も支払われないことにより対立。

裁判にまで発展してまさかの黒沢清監督の敗訴で幕を閉じる。
その後この作品は封印作品となりLDなど以外は販売されなくなる。

黒沢清は干されVシネのみを作る毎日。
その時の経験が活かされたか活かされなかったかは分からないが
8年後の「CURE」で浮上するまで不遇な冬の時代を過ごす。

そして同時期に伊丹十三氏は謎の死を遂げることとなり、この作品を巡る版権の話は当分先まで進展することはなさそうだ。

と経緯を備忘録としてまとめていたがテーマは意外にも「家族」であり主演の伊丹十三氏の妻の宮本信子さんと娘との関係と間宮夫人と子供の関係が鏡像となっているなど用意されているがもし訴訟やヒットしていればホラー作を連発する未来の黒沢清監督も観てみたかった気がする。
そしたらJホラーなんて生まれてなかったのかな?

ちなみに私はファミコン版のはやったことありません😭
あと版権関係でFILMARKSのサムネも画像なしなのが悲しい😢
5.0
こんな面白いホラー邦画あったんかい…!!!
とにかく好きな世界観
レトロなホラー洋画好きなら絶対好き
この内容で「スウィートホーム」てタイトルつけるセンスも好き
古舘伊知郎がはしゃぎまくる!


故・伊丹十三といえば、謎の死をとげた悲劇の映画監督兼俳優さんですね。
代表作は大ヒットした「マルサの女」になるでしょうか。
個人的にはラーメン屋を繁盛させる西部劇「タンポポ」が好きですが、実はホラー映画もプロデュースしておりました。
その作品こそ「スウィートホーム」。
映画としてはそこまでのヒットには至らず、どちらかというとメディアミックスで発売された同名タイトルのファミコンゲームの方が有名かも。
YouTubeなどで検索すると、ゲームプレイ動画とか沢山でてきますし。
ファミコンゲームの歴史の中でも特に怖いと評判だったらしいんですね。
らしい、というのは当時も現在も未プレイなので内容をよく知らないのです。
でも、「バイオハザード」に影響を与えていると言われているぐらいなので、良く出来たゲームだったのでしょう。

そんなわけで、たまたま色々と観ていたところ本作を発見、ついつい最後まで観ちゃった次第。
監督は、なんと黒沢清!
いまではサイコなホラーの分野で大御所ですな。
主演は、伊丹作品と言えば当然の宮本信子。ドキュメンタリー番組の演出担当役。
共演に、山城新伍、黒田福美、古舘伊知郎、レベッカのヴォーカルNOKKO、そして伊丹十三が老けメイクでガソリンスタンドのお爺さん役として出演、突如歌い出したり、大変な目にあったりとバリバリの存在感を発揮しております。


お話は簡単。
死んだ高名な画家が遺した洋館に、ドキュメンタリー番組を撮るためにやってきた製作スタッフたちが、ある呪われた者を呼び覚ましてしまったが故に惨殺されたりしちゃってタイヘーン!
悪霊の正体、そして目的は何か?
恐怖の一夜が、古舘伊知郎をハジけさせます!


何と言ってもですね、本作最大のトピックは、メイクアップの神様と呼ばれたディック・スミスを招へいした事でしょう。
「アマデウス」でオスカーも受賞した最高の人材の手による、当時の邦画としては驚異的なSFXがウリだったんですなぁ!
そのテクニックはゴア描写にもいかんなく発揮され、上半身と下半身がグチャグチャに切断されたり、人間が高熱で溶けてしまうといった残酷性の高い場面が、80年代の観客たちに多大なショックを与えたのも頷けますね。
まぁそうは言っても、ディック・スミス御大も初期は「恐怖のワニ人間」とかも手掛けていたらしいですけれど(苦笑)
人に歴史あり!

個人的には、古舘伊知郎や黒田福美が殺される中盤までがピークで、あとは緩やかに下降線をたどっていったという感じです。
「ああ、そういう展開ね」と、少し残念だったのは、最終的に救済の話になってしまったからで、甘めのオカルトが好みの方なら多少の古臭さが気にならなければ気に入るのではないでしょうか。
ちょっとだけ、「MAMA」を思い出したかな。

中盤以降の若干のテンポの悪さ、NOKKOのスクリームクイーンぶりが大根、黒田福美のキャラが浅い、GSのオヤジがどうしてオカルトなパワーを持っているのか分からない等々、気にしても仕方がないけれど気になってしまう箇所もありますが、それらを全部合わせても敵わないのが古舘伊知郎の衣装のアバンギャルドさ(苦笑)
古舘伊知郎だからね。
いくら若い頃といっても、古舘伊知郎だからさ(汗)
劇中だと、とっぽいカメラマン役だったんですが、正直、役も衣装も似合ってはいませんでした・・・プププ
でも、指だしの黒いドライビンググローブって買ったなぁ・・・とか若気の至りを思い出させてもらいましたよ、伊知郎に。

そんなキャスティングの妙も含めて楽しんだもの勝ちな、これぞ80年代に狂い咲いた徒花。
でも哀しいことに、本作は現在、権利関係が宙に浮いてて劇場でかかることもDVD化も難しいらしいのです。
伊丹十三と黒沢清の間にすったもんだ(裁判沙汰)がありまして、伊丹十三が鬼籍に入ってだいぶ久しい現在でも問題がクリアされていないんですって。
Jホラー以前の、折角の邦画ホラーなのに勿体ない。
古舘伊知郎と黒田福美を狙う「漆黒の影」なんて、ビジュアル的にも蠢いている感じが素晴らしいのに・・・
早く権利問題が解決されて、ソフト化や名画座での上映があれば良いのになと思いますね。


某動画サイトにて

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上映日:

1982年07月17日

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