短編作品(ブリリアショート)

口紅のシーンが私は1番印象的💄

【ああリリアか　食事どきだぞ　いい大人が気配りくらいしなさい】

🎥2025→383
🌕️

• #ㅡRuuㅡの短編作品記録⏳

家族と孤独、老いと喪失を描いたショート・ムービー。
『突然、君がいなくなって』で知られるルーナ・ルーナソン監督によるアカデミー賞ノミネート作。

アイスランドの人里離れた農場。
静寂と風だけが、時を刻むように吹き抜ける。
そこには、長年寄り添いながら暮らす老夫婦がいた。
だが、その静寂は娘家族の訪問によって終わりを告げようとしていた。

年老いた両親を老人ホームへ入れるための訪問。
しかし、厳しい自然の中で長年守り続けていた土地を離れることは、男にとって“自分の人生そのもの”を手放すことを意味していた。

“自分の居場所、威厳が奪われる”
男は、静かに決断を下し、最後の仕事に取りかかる。
それは…。


妻がすでに亡くなっていることを隠し、自らの手で妻と共に眠るための墓を掘る男。
そして、肉体の終わりと同時に、魂の自由を手にする。

死を描きながら、生きるとは何かを静かに、深く問いかける。
短くも心に残る、余韻の美しい作品でした。

早々に結末が見えてしまって違いますようにと祈りながら鑑賞を続けたけど10分を過ぎたあたりでもう決めたんだなやるんだなって覚悟を感じて涙が出た。
娘家族はきっと怒りと悲しみに襲われるだろうけど私はその決断尊重する。