次にアニメーション技法について。まずスタンダードに撮影し、その後でオプチカルフィルムで効果を挿入しているという点で、往年の“バレエ・アダージョ”と同じような技法のようです。ピクシレーションもあるのかな…? マクラレンは、愛、憎しみ、誇りなどの感情を表現するには通常のアニメーション技法では不十分で、人間の役者を使うことの必要性を感じていたそうです。 最初は双子に見える二人のダンサーを使うつもりだったようですが、最終的にはオプチカルフィルムで同じダンサーを焼き直して反転させた作品にしたとの事。 なるほど、だからつまらないんだな…バレエなら同じ体格の男性ダンサー二人でやるんじゃないかと思ったり。 参考にしたのはCanadian Film and Video: A bibliography and Guide to Literatureから。