ポンデザールの作品情報・感想・評価

「ポンデザール」に投稿された感想・評価

テレビでルーヴル宮殿の映像を見て思い出し。

ちょっぴりネタバレになっています。

チャンスはあったにもかかわらず、最後まで出会うことが出来なかった生きることに疲れた男女が、世界一ロマンティックな橋の上で奇跡を起こす!
ブレッソン版「白夜」で二人が出会うきっかけになった自殺シーン。
どの作品だったか思い出せないのですが^_^;、トリュフォーの作品で好きな女性の名前を繰り返すレオのように。
小津監督伝家の宝刀以上に、ほぼクローズアップで切り取ったバストアップでの会話切り返し。
これらがオマージュのように使われています。
能の鑑賞で舞台を一切映さずに(ストーリーの字幕がサイレント映画のように所々にインサートされる)観客席の客を徹底した横移動のカメラでゆっくりと映しながら視線と表情をおさえています(最後は1人1人のクローズアップ)。またその演目とクライマックスをリンクさせたり、その他自殺未遂に終わるシーンなどでも絞り込んで敢えて見せない映像だったり、花に止まるミツバチやのんびり佇んでいるロバを観たりと目に映るもの全てを愛おしく見つめ生きる希望を表現したりと、秀逸な演出で見所てんこ盛り。

良い映画だったから、良かったら…と、友人にお呼ばれし録画した本作を見せて貰った。
昔何度も一緒に劇場へ足を運び、私好みの作品を心得ているだけあって正にドンピシャ好みの作品でした。
この切なくも美しい愛の物語、沢山の人に見て頂きのですが残念ながら劇場未公開…
ただまたどこかのBS・CSで放送されるかもしれないので、タイトルを頭の片隅にでも留めておいて下さい♪

御存知の方も多いかと思いますが、本作のタイトルになっている橋の言い伝えが素敵なのです(´ー`)
ただこの言い伝えのせいで欄干の金網が崩れてしまったとのこと( ゚Д゚)
世界中から訪れる恋人たちの愛の重さに耐えきれなくなった気の毒なポンデザール…

~追記~①
「天鼓」の観客席に座っている面々が、異様なオーラを発していたので【IMDb】で調べたところおそらくフランスでは名前が知られているであろう監督が10人弱に役者数人(確認出来たのは、トリュフォーの娘とマチュー・アマルリックのみ^_^;)、プロデューサーなどでした。
カメオ出演のようです。

~追記~②
YouTubeで上記したワンシーンを見つけたので貼っておきます。
彼女からクリスマスにプレゼントされたレコードを聞きながら、電子レンジを使って自殺しようとするが、その曲から流れてきた女性の歌声に魅了されて思いとどまるシーン。
https://youtu.be/cgGVK8N3aFo