車椅子の殺し屋、それを手伝うふたりも漫画家志望の障がい者という面白い設定の作品で、オープニングやエンディングも劇中のコミックを使ったグラフィティで洒落ていました。BGMもセンスいいし、淡々とはしているんだけど3人の距離感が徐々に近づいていくのもよかった。
この日本のクソ邦題なヒットマンインポッシブルのせいでアクションを期待してしまうかもですが、それを期待すると肩透かしします。アクション作品ではなく主人公のゾリが自分の人生を一歩踏み出すための勇気を車椅子の殺し屋ルパゾフからもらうというハートウォーミングかつファンタジーな作品かな?
ルパゾフもゾリもバルバもそれぞれが完璧な人間でないからこそのお互いを支え合っている感じ、すごく好きでした。オチが少し切ないですがゾリが前を向いて生きて行けるようになってよかった!
日本は新作のバットマンといい、こういった良い作品を埋まらさせずに観たくさせるよう、もう少しポスターのセンスを磨いて欲しいもんですね。