ナイトライフの作品情報・感想・評価

ナイトライフ2016年製作の映画)

Nocno zivljenje/Dročno življenje/Nightlife

3.2

「ナイトライフ」に投稿された感想・評価

erigio73

erigio73の感想・評価

3.4
謎が謎を呼び謎のまま解決されずに終わる。不穏な雰囲気のなか、何となくヒントは与えられるのだが、少しもどかしい。不審な事故の後の最初の一晩、わけもわからず右往左往してしまう様子がそのまま描かれた感じ。
最後まで観ればきっとすべての演出に納得できる。
しかし、そこに至るまでが単調すぎてちょっとツラい。

東欧諸国の、共産主義時代をいまだに引きずるような監視と牽制の空気と、EUに加盟して育まれてきた寛容とプライバシー権利意識のせめぎあいが、垣間見える点は興味深かった。
EUフィルムデイズにて

クロアチア映画に続き、バルカン半島の映画
スロベニアの場所と文化をイマイチわかってない私は消化不良に終わったこの映画をなんとなく受け入れる事が出来た
それは所々で出てくる国の理不尽さが垣間見えるセリフと
内容も一体着地点は何処に行くのだろうと思うものだったので、え?終わり?と思っても怒ったりなどの感情は出てこなかった

ますますバルカン半島に興味が湧く
JaneDoe

JaneDoeの感想・評価

3.5
他にレビューしている人が居ないので、多少は真面目に書こうと思う

注目されていた事件を勝利に導いた弁護士が、路上で血塗れになって発見される。その傍らには何故か性玩具があった。
搬送先の病院へ駆け付けた妻は、事件の真相を求めながら、夫の社会的名誉も守ろうと奔走する。
粗筋にすると、こんな具合
90分程の尺から、スリリングなサスペンスを期待すると肩透かしを喰らうだろう。
観客は、最後まで事件の真相を知らされる事もなければ、目紛しい場面展開に身を乗り出したくなる事もない。
物語は殆どを手持ちカメラの長回しで、人物の表情を中心にドキュメンタリーライクに綴られる。
舞台も殆どが夜間の病院に終始する為、背景も簡素極まりない。病院の構造を活かした、所謂「映画的」なショットも存在せず、淡々と、悩み苦しむ主人公の姿が描かれる。
その分、時折挟まれるフィックスやスライダーを使った風景のショットが際立つのだが、いかんせん、本筋のカメラが全く面白くない。
展開それ自体も非常に緩慢で、正直かなり厳しいものがある。
それでもどうにかラストまで観ると、成る程、腑に落ちる。
結局どうなるのか、という一点に頼った作劇は荒いが、全てラストに向けた主人公の心理描写なのだと思えば、理解は出来る。緩慢な展開も然り、事件の真相も、動機付けであってそれ自体は問題ではないのだ。
とは言っても、やはりこれで90分は厳しいものがある。