■概要
ハングマンゲーム…単語を歯抜けにし解答者は当てはまるアルファベットを当てられなければ、出題者は吊られた人間の絵のパーツを描き、吊るされた絵が完成するまでに回答できるかの遊び。
吊るされた死体が見つかり、胸にはアルファベットが、近くにはハングマンゲームの開始を記されていた。
バッジ番号が近くには書かれ、現職刑事ともう一人親しかった退職刑事の番号だった。ハングマンゲームを止めるべく、二人は捜査を始める…。
■感想(ネタバレなし)
アルパチーノが退職刑事を、カールアーバンが現職刑事とバディー物としては豪華なキャスト。
警部役のサラ・シャヒが美しくて名前を知らなかったので検索したら、イラン系のアメリカ人の方でなんとも美人なのに可愛いという表現も合う方で驚いた。
それは置いといて、内容としてはバディーでのサイコキラーを追うサスペンスものとなるのだが、キャラクターの魅力性は充分。
アルパチーノが魅力的で年季の入ったデカ役が素晴らしいし、カールアーバンの影のあるまっすぐなデカ役もいい。
それを取材する記者や、警部役もどれも意志が強く感じられるし十分だった。
サスペンスとしては犯行の残虐性や、次の犯行までが短いためスリリングで没入感があった。
しかし終盤の畳み掛けが息切れ感が激しく、粗が目立つ。尺が短すぎたのか、脚本が息切れしたのかはわからないが残念。
かなり良作ではないかと観ていて楽しんでいたのだが、決して悪くはないが終盤さえもっと練られていればともったいない作品だった。
■余談
誕生日を迎えるにあたり、十数年通うバーの飲み仲間達に飯に連れてってもらい。
バーはクローズして身内だけで祝ってもらいました。
87度もある火酒出されたり、事あるごとにショット。シャンパンは人数分注いだ残りはラッパだったりと多分に祝って頂き、見事に日を跨いで轟沈しました。
翌日は二日酔いを治すためにランニングしてなんとか生き返りましたが、誕生日とは"周囲には知られてはいけない日"です。
楽しく迎えさせて頂き感謝ですが、"肝臓を捧げよ"が号令です。
次の常連の誰かの誕生日に報ふ...お返しできるのが楽しみです。
■感想(ネタバレあり)
・犯人
犯人についての描写があまりにも少なく、動機も薄い。恨むにしては八つ当たりもいいところだ。もっとアルパチーノが当時の父親の自殺時の接し方が荒かったなどの要素が欲しかった。
なぜ1日毎に犯行ができるのか、計画していたにしてはターゲットを途中で変えたりできる理由がわからないし、対象選定理由がよくわからない。
アルパチーノの関わった人間を苦しめるために選定していたにしてはわかりづらかった。
・死に様と次回予告
アルパチーノの死に様が、階段落ちというびっくりの展開。
墓地に行ったら紙切れに新しいハングマンゲームの予告。いやーないない。
終盤の畳み方が雑すぎて続編は期待できないですよ。
・総評
主人公勢のキャラクター性や、演技力もあって魅力があるのに対して、犯人があまりにも印象が薄い。
よくあるのだが、犯人の魅力がない雑魚だったり、万能すぎるけど理由がつかないなど背景が不十分だと作品全体の印象が落ちてしまう。
もう少し尺を長くしてでも丁寧に終盤を作ってくれればと非常に口惜しい作品。
@こぅ 閣下 刑事が無能なのか犯人がスーパーメーンなのか微妙なところですねw あー!X出てましたね言われるまで気づかなんだ
日本のハングマンとは全く違いそうですね~ꉂ🤣w𐤔 アルパチは好きだけど、これはイマイチな感じですね💦
@taka さん アルパチーノの流石の演技力なのですが脚本の問題なのか、製作力の問題か息切れが激しい感じの終盤が頂けないですね😅
今はゴッドファーザーの余韻に浸りたいから このアルパチは間を置いてトライしてみます…(≖ᴗ≖ )ニヤリ