東京で夢破れ、故郷の広島に戻ってきた奥崎愛実(あいみ)(24)は人生に迷っていた。祖父の経営する映画館は経営難でもうすぐ閉館するという。 「万策尽きた」と諦めている人々の前に、徳澤という不思議な男が現れる。彼は自信たっぷりに語り始める。「昔のカープはお金がなくても知恵を絞って生き残ってきた。」そして広島カープの昔話を出しながら映画館復興の様々なアイデアを提案する。 突拍子もない提案に困惑する愛実と商店街の人々だが、彼が語る知られざるカープの珠玉のエピソードに驚きを隠せない。 戦後、スポンサーを持たぬ貧乏市民球団であった広島カープは、それまで誰も考えなかったアイデアを絞り出し、何度も危機を乗り越えて成長していった。昔のカープ秘話をもとに試行錯誤し始める商店街の人々。映画館に少し活気が戻ってきたかのように思えた頃、 突然、謎の男 徳澤が姿をくらませる。あきれかえる愛実たちだが、次第に彼が来た本当の理由が明らかになる。そしてカープが25年ぶりの優勝に向かう広島の街にドラマが起こり始める。
1943年、戦況が悪化する中、六大学野球連盟は解散、リーグ戦も中止となる。学徒出陣が間近に迫り、出征前にもう一度試合がしたいという部員たちの願いを受け止めた慶應義塾の小泉信三塾長は、早稲田…
>>続きを読む老舗映画館の大黒座が閉館することになった。そこで働き始めたばかりの新入社員 明日香(藤原令子)は、ある夜、館内で謎の老人に出会うが、彼は奇妙な言葉を残し、忽然と消えてしまう。バーテンダーの…
>>続きを読む昭和30年代。戦後最大の引揚港でもあった福岡は戦争の傷跡を残したまま、復興を遂げようとしていた。 主人公・海野俊之は焼け跡となっていた中洲の一角に小さな食料品店「ふくのや」を立上げ、妻の千…
>>続きを読む山口県の田舎で生きづらさを抱えていた少女・マユは、あることをきっかけに引きこもり生活を2年も続けていた。 しかし兄と観戦したプロレスに感激したマユはコンビニ袋と小銭だけ持って、プロレスラー…
>>続きを読む加熱するパリーグの優勝争いだったが、西武ライオンズは中心選手のタブチの不調で連敗が続き、完全にお荷物球団に。タブチの存在が薄くなっていく中、監督のネモトとツツミオーナーは、タブチの魅力をフ…
>>続きを読む1980 年代。若松孝二が名古屋に作ったミニシアター。 映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの青春群像。 この映画には、僕の、私の青春がある。あなたの青春がある。
歩きスマホの衝突を回避する電子機器の爆発的ヒットで成功した門脇誠一郎(風間杜夫)は、突然社長を解任され、自らの会社と職を失う。65歳バツイチ…。心機一転、新たな人生のパートナーを探し、第二…
>>続きを読むⒸ鯉のはなシアター製作委員会