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はかな(儚)き道
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『はかな(儚)き道』に投稿された感想・評価

gena
3.7
これまた憂鬱な余韻でした。アンゲラ・シャーネレク特集3作目。出来事が描かれず、観る者がそれを補足し、断片からストーリーを自分で紡いでいく。観客に委ねられているので、観る者の心理状態が反映されそう。さながら、映像のロールシャッハです。

言葉少なく、いくつかのシークエンスは断片的で、かつ、複数の流れが並行している。これは時系列がシャッフルされていなかったからまだよかったけれど、ベルリンの壁がまだある頃から、突然現代に飛びました。

シャーネレクが好むいくつかのモチーフは、プール、ガラスや陶器が割れる、ケガする子ども、舞台劇等、不穏な感じ。

2組の男女の別れが描かれ、バラバラのようで接点がありました。片方はドラマの作品だったみたい。でも、どちらが作品だったか、わかりにくかったです。

女は孤独を求め、男は孤独に耐えきれない、と感じました。

男が母を安楽死させることに同意した後の食事のシーンが演技に見えないほどリアルでした。いちばん感動したシーンです。

手と足のアップがしばしば映り、何かの行為を象徴させたり、無言の役者の表情も心情を表すのに効果的でした。もともと舞台出身の監督だからかな。舞台ではできないことを映像で表現しているように思えます。


三作観て、シャーネレクは<孤独>と<不穏>を描くのに長けていると思いました。舞台と映画のハイブリッドは非常に構造的で、細部は感性が素晴らしく、おもしろいバランスでした。映画として新鮮でした。

ただ、アケルマン同様に、あまり好みのテーマではなく、リアルにズシンと来たので、この手法で明るめの作品を観てみたいです。

贔屓の下高井戸シネマが連日満席で補助椅子が出たのを見たのは、ベルイマンの「秋のソナタ」以来です。こういう観る機会の少ない監督の特集をぜひ来年もたくさん企画していただきたいです。
sonozy
4.0
引き続きのアンゲラ・シャーネレク監督作。
はかな(儚)き道。原題はDer traumhafte Weg(The Dreamed Path)

二人の男女が、足場の悪い斜面を登っていく。
そして、地べたに座ると、彼のキャップを前に置き、彼女(ミリアム・ジェイコブ ※ジャケ写)がギターを弾き始め『The Lion Sleeps Tonight(ライオンは寝ている)』をハモりだす。
そこは、眺めの良い展望台のような場所で、観光バスから観光客が降りてきて、彼のキャップに小銭を置いていく。
旗とマイクでギリシャの新しい時代を訴える若者たちの姿も。
歌い終え、彼は公衆電話でどこかへ電話。すると彼のキャップが足元に落ち、倒れそうになるところを隣にいた男が抱きかかえる。
どうやら彼の母が事故に遭ったようだ・・・
というように始まる本作。足元や手元のアップ、少ない会話、フレームの外に向けられた視線、すぐには分からない人間関係、何が起こったのか明らかにならないシーン...というシャーネレク監督ならではの世界を漂う感覚。

彼女は母と同様、教師になると言い、彼は音楽の道へ進むと言う。
彼は急ぎ母のいるロンドンに戻り二人は別れる。
ロンドンに着いてからの彼と家族(父と弟)の不思議な時間。
一方、彼女は数年後、教師の研修でベルリンに行くことになる。

ここから、ベルリンでの別の夫妻の物語が始まる。
女優をしている妻(マレン・エッゲルト)は娘と夫と暮らしているが・・・
マレン・エッゲルトのうつろな表情、読み取りにくい感情と行動、娘のプールでの印象的なシーンなど、惹き込まれます。

ギリシャで出会い別れた二人、ベルリンの夫妻、二組はゆるく交差しつつ・・・

こういう余韻を残す監督、他にいない気がします。
停滞
4.7
投げ銭帽子で「ハッハッハ, ブレッソンですかい〜」と思ってたら、役者はブレッソンがいうモデルだし、ショットも断片的だし、点滴?のシーンなんかはもう身じろぎする暇もなく釘付けにされた。そして感情を見せずに落ちる涙。移動、光、音、こう見てるとドキュメンタリーも物語も区別なくキャメラによる映像と音のモンタージュを通しての発見が映画なんじゃないかと思えてくる、出逢いの歓び。
mubi滑り込みセーフでした。

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