一組のカップルが路上で呑気に歌う所から横滑りしていく物語。ブレッソン的省略とフェティシズムかぁなんて思っているうちに気が付いたら30年経っているという、観客の能動性を信頼した恐るべき飛躍。分かり合え…
>>続きを読むアンゲラ・シャーネレク作品は東京国際映画祭で観た『ミュージック』が初見だったが、こちらの作品も永い時間がシームレスに経過。この自然な時間の飛躍は一体…!?と思ったが、これが実際のところ生きていていつ…
>>続きを読む初のアンゲラ・シャーネレク作品でしたが面白いは面白い映画でした。しかし太鼓判を押して誰にでもオススメできる映画かというとそういうわけでもなくて、面白い…けどなぁ…という感じになる作品でしたね。
そこ…
ブレッソンが手に拘るのは人間の身振りの面白さを振り付けのように見せたいとか、感情(顔)を映さないためっていうのもありそうたけど、シャーネレクの場合はここにあるアクション、パーツが何処か他と接続できる…
>>続きを読むブレッソンだなあ。
個人的に気持ちの良いカットのタイミングから1-3秒くらい遅い。あの妙な時間感覚を持つ人は日本にも何人かいる。不思議な感覚。
起こる出来事を観せるより、感じさせる考えさせる事に重き…
何ゆえこんな貴重な特集をこんな忙しい時期にシビアな日程でやるの…?この一本しか観れそうにないよーと残念がってもいたが、むしろこれ一つで良かったのではないかと思えるほど豊かで美しかった。
大まかな物…
これまた憂鬱な余韻でした。アンゲラ・シャーネレク特集3作目。出来事が描かれず、観る者がそれを補足し、断片からストーリーを自分で紡いでいく。観客に委ねられているので、観る者の心理状態が反映されそう。さ…
>>続きを読むミニマルすぎて、ダミアンマニヴェルを更に削ぎ落としたみたいな。台詞もめっちゃ少ない。画はバツグンに綺麗、キマってる。ただ本編が、、私には誰が誰?どういう関係?ってあんまついていけなかったです…むしろ…
>>続きを読むくっついていたものが離れる、これが動作として示唆されるのは、冒頭近く女性は草を裂き、男性はチョコレートを割る。
男女は山道を左に向かって登る移動のシーンに対し、女性と子供は森林を右に向かって歩く移動…