まさかの輪廻転生の残酷物語。扉をくぐり同期した身振りで時空越えるカット、その物語に台詞は不要。やっぱりソ連統治下の密告と拷問が一番生々しい。拷問部屋のために誂えられた準備室で配膳するみたいに器具を小…
>>続きを読むいつの時代も大変そうなジョージア。祖国で戦う人と移民する人、時代を超えて入れ子になるような構成もお見事。当事者としてこそ語れるユーモアまじりな哀愁。
貞操帯から拷問器具のあれこれまで細かくてさすがで…
ドキュメンタリーの『唯一、ゲオルギア』のジョージアの歴史をそのまま凝縮、コメディタッチにして映画にした感じ。映画内の入れ子もありでフィクション前提を建前にしながら、やりたい放題で恐れ入る。イスラムの…
>>続きを読む暴力的で全然笑えないジョージアの歴史をイオセリアーニにしか成し得ない軽妙なジョークで回していく。これまで霞がかっていたジョージアへの思いが、『唯一、ゲオルギア』により完全に露出した感じだ。順番に観る…
>>続きを読む【第53回ヴェネツィア映画祭 審査員特別賞】
『月曜日に乾杯!』オタール・イオセリアーニ監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品され審査員特別賞を受賞した。
現代、中世など様々な時代にまたがる寓話…
勝手に理想としていた求めているイオセリアーニと違うとしか言いようがない。自分が興味を持てない時代背景や記号の連なり且つカタルシスにも及ばず。人物の内側に触れないような撮り方をしているから時代を跨いだ…
>>続きを読む中世から現代まで時間軸を浮遊するような作品。セットや衣装を作り込んでる割にサクサクと次の時代、次の時代へと進んでいく軽さがイオセリアーニらしい。そして暴力と死がいつの時代も絶える事ない哀しみをユーモ…
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