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心魔師
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目次

心魔師の作品紹介

心魔師のあらすじ

犯人を取り逃がしたため謹慎中だった捜査一課の刑事・今村はようやく現場に復帰した。最初の事件は、ワーファリンという血液凝固を止める薬品を注射して失血死させるという猟奇的な殺され方をした殺人事件。被害者の下山宅には睡眠薬があり、「カンガエテハイケナイ」という謎のメモが残されていた。睡眠薬の袋から下山が通院していた谷診療所という精神病院にたどり着き、今村は所長の谷に話を聞く。だが精神科ではワーファリンは処方していないという。怪しいと思った今村はその晩密かに診療所内に忍び込む。 そこで入院患者の一人・夕子と出会う。夕子はそれほど重症とは感じられず、今村は看護師の金井に見つかりそうなところを助けられる。 翌日、下山のアパートを再捜査していると勝手に上がり込む一人の男がいた。その男鶴野を逮捕して尋問するが単なる友人だと主張し証拠不十分で釈放される。今村は再び夕子のもとを訪れ、入院患者の他の5名、重田、七海、鳥越、高川、庄司、の特徴を聞き出した。犯人はこの中にいるのか?所長の谷や看護師の金井も怪しい。そんな時、今度は鶴野が死体で発見される。連続殺人で混乱する警察に七海から1本の電話が入る。 「この病院に殺人鬼がいるんです…」 犯人は一体誰で、その目的は何なのか?今村が一歩謎に近づくとまた新たな犠牲者が発見された…。

心魔師の監督

今野恭成

原題
製作年
2018年
製作国
中国日本
上映時間
95分

『心魔師』に投稿された感想・評価

3.1
失血死した遺体が袋詰めにされ発見されるという猟奇事件を追ううちに、とある精神病院の秘密に行き着くサスペンスホラー。

『心魔師』というタイトルの意味を監督自身がわかってないというある意味凄い映画。明確な意味はないとか言ってるし。普通そんなことあるの?笑

窓の外で羽ばたく鳥を見つめながら手を差し出そうとする少女を映すことで映画を通してやろうとしてることを観客に伝えるファーストカットはわざとらしいけど嫌いじゃないし、その後も映像的に安っぽさをほとんど感じることなく最後まで観れた。

明け方の街並みや車道を捉える映像が多かったように思うけど、この夜明け前の薄暗い街並みに不思議な魅力があってノスタルジーというか哀愁的なものを感じて好きでした。そんな中をパトカーが走っていくとことか、何か個人的なツボをつかれるんですよね(笑)明け方というのもしっかり意味合いを持たせてたのかなとも思います。

それと精神病院内の雰囲気が凄く良かった。若い医師と6人の入院患者、そして看護師の老婆。全員が集まる朝食シーンなんて、ひとところに集まることのないような人たちが食卓を囲ってわけわかんない話に興じながら朝食を食べている姿が凄く異様に映る。そして患者の部屋へと通じる抜け穴。どこか横溝正史が描く名家のお屋敷的な雰囲気。そんな感じで全体的に雰囲気とか映像はかなり好きでした。

でもねー。某カルト宗教を思わせる会話やラジオ音声は本作の舞台となっている年代を観客に伝える以外に役割を持たないし、主人公の不眠症設定についても特に活かされることなく終わったように思います。というか本当に不眠症なんかな。あんだけBLACKBLACK噛んでたらそりゃ眠れんでしょうよ。むしろ寝たくないという意思を感じる。

主人公は正直かなりの異常者。冒頭カプセルホテルで目覚ましを鳴らした男を殺す勢いで殴り始めたり、上司に対しても何かと突っかかって喧嘩を売る。不眠症なんで睡眠を妨害されることに苛立ちを覚えているように思えたけど、前述のように不眠症設定ほぼスルーだから主人公のキャラクターがハリボテのように薄いものに感じてしまう。そして、その不眠症であること(もしくはそれに起因する社会への不適合)が物語的に少女に惹かれていく大きな理由になるはずなんだけど、前述の通りスルーなんで、なんか核心部分がよくわかんない。

「カンガエテハイケナイ」というのは序盤で言ってた「人に決して話せないような悪夢」の意味とかそんなことなんだろうけど、ここも着地点が特になかった気がする。心の魔に迫れてないように思うんですよね。

監督がタイトルの意味すらわかってない状態なのを考えると、製作現場がわけわかんないことになってたんじゃないかな。「こうこうこういう作品を作る」っていう方向性が製作陣でバラけちゃってるからこんな歪な物語になっちゃったように思います。雰囲気は凄く好きだったんですけどね〜私には何か良くわかんない映画でした。
可愛い女の子がスカートでフェンス乗り越えるとかエロいぞ!(笑)

今回半日休みを取って大阪遠征して3本観た中で、実は今作がメインでした!
まあ、後の2作は両方リバイバルで新作は今作だけだったんだけど(笑)

刑事と少女の"救い"の話し。
これは面白かった!
とりあえずファーストシーンから常識ではおかしい場面が続くから、前後の繋がりが変なシーンがあっても妙に納得させられる。
基本的にホラーぽいサスペンスでミステリーではないから、猟奇殺人の謎解きがメインではない。
事件を追う不眠症の刑事と、捜査線上に浮かんだ精神病院の患者が描かれるんだけど、結構序盤で入院患者に関する謎も、猟奇殺人に関する謎も明らかになっちゃいます。
それでも観ていて「.ホントに予想通りにはなしが進むのか?」って思わせる展開が秀逸。
ただし、最後まで明確な答えは提示されないので凄く不穏な余韻の残る作品です。
全体的な雰囲気は好きだったんですが、やはりマイナーな作品なんで気になるところも色々ありまして(笑)
まず、主な舞台となる谷診療所と言う精神病院、患者や施設が"作り"過ぎて違和感がある!(笑)
同じく主人公の刑事もキャラ作り過ぎでした!(笑)
後ね、劇中不眠症だと訴えると直ぐバルビタールと言う薬を処方されるんですが、この薬、バルビツール酸系の睡眠薬で、無差別に自律神経系の働きを抑制するので、ちょっと多目に服用するだけで呼吸や心臓が止まちゃうと言うトンデモナイ薬のはずなんですが…(笑)

今回の大阪遠征、これを含めて3作観たんですが、1スクリーンしかないミニシアターなんで、各回入れ替えはあっても移動はないから、映画観てトイレ行って映画観て…の無限ループ!(笑)
しかも自由席なんで座席もずっと同じ!(笑)
これはこれで疲れる(笑)
mura
4.0
湯布院映画祭。監督の今野恭成と主演の真崎かれんをゲストに迎えて。若いふたりを囲んでのシンポジウム。

殺されて袋に入れられた男。袋を開けると大量の血が流れだす。眠ることができない刑事。この殺人事件を追いかけてたどり着いたのが精神科の療養所。そこで出会ったひとりの少女。バスの転落事故でひとり生還し、精神を病んでいる。刑事は少女にしだいに魅入られていく…

最初は本当によく見えない。ただ、あるところから一気に見えだす。とくに最後については語りたいと思うけど、ここは語るわけにはいかないか。感想も第1号だし(笑)

でも…まぁとにかく最後のバスのシーンは必見ということで。

シンポジウムでの監督の話が面白い。若く、これから撮っていこうっていう監督の葛藤が素直に伝わってきて。しかもこの映画は中国資本だと。そのなかでいかに作るかっていう苦心と謙虚さが見えたかなと。

ただ、僕の感じ方に問題があるのか…「カンガエテハイケナイ」がどうしてもしっくり来ないかな。

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ジャンル:

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