『イーライ』

自己免疫疾患をもっとる意味深な主人公イーライ少年(小生はまだ観とりませんが『はじまりへの旅』の子役チャーリー・ショットウェルだそうです)は、治療のために(なぜ此処？てな不気味な)病院に両親と訪れ、この奇っ怪な病院らしき屋敷でイーライが体験する恐怖を描いたホラー作品す。
4年前に重い自己免疫疾患を発症してもたらしい、11歳のチェリーボーイイーライは、自宅内の無菌室での不自由な生活を強いられていた。
この序盤じゃこの映画の評判観てないし、ホラーと結びつくんかなってチョイ思った。
両親は治療のため、ホーン医師が運営しとる医療施設(古い威厳ある屋敷)にイーライを入居させることになったんやけど、
オドオドロシい雰囲気の院内でイーライに施される治療てのは、そりゃもう苦痛を伴う恐ろしいもやった。
その一方で、イーライは施設内のあちこちで心霊現象に遭遇するっ。
そんなイーライの前に、施設の近所に住む少女ヘイリーが現れる(『ストレンジャー・シングス』 マックス役のセイディー・シンクやった)さてどう展開してくか。。。
『フィフティ・シェイズ』でクリスチャンのボディガードで、彼の警備に関する最高責任者役の人が父ちゃん役ででとった。
映画前半は治療施設の謎めいたことやら、イーライの病がいかなるもんか分からんし、どない展開していくんか気になったかな。
ゴーストの登場で、ドキッとさせられたり～の、緊張感がちってのもあったすね。
後半はイーライが行動だとか、ラストはなるようになる感は否めないすわ。
ラストにもう一発花火を上げてくれたら大好きになれた気がする。
量産された、これからされゆく映画やとも云えなくはないかな。
余談ながら、Eliて名前の由来からして宗教は必ず絡めてくるやろなぁって予想はしたっす。
英語の名前てのは、聖書に登場する人物や聖人の名前とか、ケルト系の名前、ゲルマン系の名前、はたまたアングロ・サクソンの古語英語の名前などに分類されます。
イーライて、旧約聖書の『サムエル記』に出てくるユダヤの指導者（士師）のことで。
王政を導入しよる前の最後の士師のひとり。
Eliはシロの街に住み、ホフニとピネハスちゅう息子たちがいたけど、息子たちは神を軽んじとった。
Eliはこれに悲しんで、引き取っとった幼いサムエルに愛情を注いだ。
Eliの息子たちは神に対して罪を犯しとったため、ペリシテ人との戦いで二人とも戦死し、民族の誇りである神の箱（契約の箱）までも奪われてもた。Eliはこの知らせを聞くと、椅子から転落し、首の骨を折って死んだそうな。
イーライくんはやけに両親に『信じて』って懇願するけど、『信じる』=“believe”その中間の三文字がEliってなんか笑えるかな。
B-eli-eve
シンガーソングライターのeveもこっから名前取ったんかなぁなんて関係ないことに思いを馳せる薫風の夜かな。
kuuこと小生はジョージ（George）てんですが、英語の男性名、または姓。
古典ギリシア語の人名「ゲオルギオス」（Γεώργιος）に起源を持つ。
この名の本来の語義は「大地（geo）で働く（erg）人」、すなわち「農夫」を意味する。
キリスト教の聖人ゲオルギオスを通じて人名として広く使われる。
これはウィキペディアより抜粋す。

［恐さレベル2/5］最近ジャンルスイッチスリラーが多いけど、これもその類かな。話は普通に面白いけど、イーライ役の子が微妙…。この手の作品ならamazonオリジナルの“プロディッジー”の方が個人的にオススメです、主役の可愛さも含めて。

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めちゃめちゃ敏感肌すぎて空気に触れるだけでも体が焼けてしまう難病を抱える少年イーライは親子とともにとある施設で治療をしながら暮らすことになった。しかし何かこの施設の職員は怪しく、さらに自分しか患者のいない施設なのに、夜な夜な目に見えない何者かが現れてイーライを驚かせる。果たしてこの施設は何なのか？イーライの病気は治るのか？な話

ストレンジャーシングスのマックス役ことセイディー・シンクさん（かわいい）が、マックスとほぼ同じような性格の役で出演してるという理由一本で見ました。ストレンジャーシングス演者の引きは強い。空気に触れるだけで皮膚が焼けるために防護服を着て出歩かなくてはいけない病気のイーライが隔離施設で治療中に幽霊に遭遇するという、かなり乗せすぎな印象のある本作ですが、中盤までは本当に散らかってる印象で、「この病気と施設と幽霊、必然性あるか？？？」という疑問がずっとチラついてしまってましたね

ホラー描写はそれなりにクオリティも高くて、めちゃめちゃ油断して見てるとビクっとさせてくれてかなり良かったり、どう見ても怪しい施設職員の気持ち悪さと子どもを信じずにそいつらのいうことを聞く父親という味方のいない状況の嫌さもあったり、スポット的に良さが光ってはいるものの、全体のテーマが前述のような繋がりのなさが引っかかって前のめりでは楽しめない感じだったかな〜

で、そうかと思いきや終盤から一気に全然違うコースにハンドルを切りまくってジャンルが全く変わってしまうのはかなり急転直下で驚きました。よくよく振り返ると伏線とかも何気なく張ってしれっと回収したりしてたな〜とはなったけど、とにかく「急〜！」とはなってしまったかな。もっと序盤に違和感を覚えないような演出が施されていればもっと良くなったんだけど…。まあセイディーさんがST後にも元気に活動してくれることがわかるお便り的な映画として見るといいかなと思います。終盤に巻き起こる人の死に方は近年まれに見る最高さではあったのでそこだけオススメ！！