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暴虐女拷問
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『暴虐女拷問』に投稿された感想・評価

yaaa
4.0
タイトルそのまんまの冒頭にギョっとする。
暑苦しさを通り越して恐怖すら感じる。
小学生の頃に見聞した「電気あんま」を大人の男女が繰り広げるのは
笑うに笑えない。
明治の初め、屑野郎が成金になって女中さん達を次から次へといたぶる。
その悪事は買収した悪徳警官によって葬り去られる。
どっからどうみても悪党にしか見えない港雄一さんの結合部を写さずに「入れる、ピストンする、果てる」を顔だけで表現するところに顔芸の奥深さを感じる。それと乳の鷲掴みの凄さ。
中盤からじわーっと反権力の匂いが急に立ち込めてきて、これぞ若松孝二!
な展開になってくる。ピンク映画として中途半端かもしれないが、この塩梅がなかなかそそる。
ラストも潔すぎて気持ちよい。

和室、土手、河原だけなんだけど映画してるなぁ。
3.0
若松孝二監督はある経験から「警官憎し」という信念(?)を抱き、それを映画で警官を殺す動機となり幾度と実行してきたがもっともストレートに出ているのが本作。全盛期を支えたスタッフがいないため凝った設定はなく物語は横暴を尽くす警官の横暴ぶりとそれに耐える庶民の姿をひたすら描き、左翼映画の様相を呈してきて若松監督の信念や権力への怒りがひしひしと伝わってきてちょっと息苦しい。

それにしても派手な美女や凝った美術を使わず最小限のロケと小道具だけで明治時代を表現してしまう監督のセンスは凄いが、それがかえって物語の規模を狭くしてミニマムなお話にしているところも。

怪物みたいな悪人警官を嬉々と演じる港雄一の怪演は見もの。
権力に刃を向ける男どもは非力で結局は権力者の娘を犯すことしかできず、彼らの爆弾に火を点けて権力と心中するのは男ではなく犯された娘なのだが、そこにヒロイズムはなく、右を見ても左を見てもろくでなししかいない世の中に対する絶望が爆炎とともに画面を覆って映画は終わる。それにしても港雄一の強姦権力者っぷりは凄まじ。怪獣みたい。

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