銃殺の作品情報・感想・評価・動画配信

『銃殺』に投稿された感想・評価

4.1

小林恒夫監督の軍隊ものにハズレなし。兵の苦境を思いやる安東大尉の視点から描く2.26事件とその顛末。主演の鶴田浩二の題材への思い入れも感じるし、妻役の岸田今日子も良いし、脇役の佐藤慶や江原真二郎も熱…

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鶴田浩二が「日本暗殺秘録」でも青年将校を好演していましたね。
決起に至る迄の過程が丁寧に描かれていたのは良かったと思いました。
主人公の憂国の気持ちは凄い伝わりました。
事前に知識があればそれと照ら…

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鶴田浩二が魅せる安東大尉の仏と鬼。
貧しい兵隊にかける思いやりが切ない、切なすぎる。
「お前たちを灰にはしない。お前たちはダイヤモンドだ」に通じるものがあった。追い込まれた兵隊の悲しい浪漫。
このレビューはネタバレを含みます

2024年108本目
【あらすじ】
一部の特権階級が私腹を肥やす一方、農村部では貧困にあえぐ現状に陸軍の青年将校(皇道派)は憂いてた。皇道派の主要メンバーの安東大尉は、血気にはやる仲間たちを止めてい…

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2.26事件を、ひとりの将校とその家庭を軸に描いた。小林恒夫は、『点と線』、『月光仮面』が面白かったが、本作は凡庸な印象。家庭の描写が邪魔をしているようだ。

この手の「二・二六事件」や「五・一五事件」を扱う映画を鑑賞するたびに毎回思う。
現代の社会情勢…そして政府の腐敗具合がこの時代とかなり酷似していると・・・。
「国民負担率」は約50%近くになり、しか…

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mikan
3.8

決起した青年将校の一人安東大尉を主人公に二・二六事件が起こった経緯と決行、顛末を描く…時代背景と事件の詳細がよくわかった。
二年前に制作された『二・二六事件 脱出』と比べ本作は重厚で人間ドラマを重視…

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小林恒夫はこの2年前にも『二・二六事件 脱出』を撮ったばかりなのに、またしても二・二六事件を映画化。
とはいえエンタメ活劇の味付けが強かった前作と違い、ドキュメンタリーぽい硬質な出来に。

射的中、…

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3.5

以下、映画の感想↓
この監督、意外性はないが常に手堅く面白い

以下、2.26事件の感想↓
高校紛争で教室にバリケード作った生徒ってこんな感じだったのかねと思うほどの幼稚さ
ネゴシエイトという発想が…

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数十年前の日本はこうだったのかと思うと、同じ国の出来事と思えない。
作中に出てくる日本人の気質は現代の日本人にはない。
なんだか衝撃。
生きることより潔く死ぬことに価値があるかのように感じる違和感。

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