画家・瀬島匠は、山形にある東北芸術工科大学で学生を指導しつつ、全国を駆け巡って創作活動を行っている。眠る時間以外は何かを作り、ラジコンを飛ばし、絶え間なく喋り、30年間〝RUNNER〟というタイトルで絵を描き続ける。 10代の頃に35歳で死ぬと思い込み、逆算して人生を過ごしてきたが、50歳を過ぎた現在も生き、もう余生だと言いつつあり余るエネルギーを撒き散らし全力で今を生きる。自由奔放に人生を謳歌する破天荒で幸せな人生。しかし、光あるところに影があるように、ある宿命を背負って生き続けていた。秘められた「悲しい物語」がそこにあった。
36歳、独身、脊髄性筋萎縮症を発症し、動くのは目と口と指1本のみの寝たきり芸人・あそどっぐ。団地の狭い部屋は宇宙とつながり、妄想と現実の間でネタを作る。全ての悲しみ、不条理、恨みを笑いに代…
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>>続きを読む1932年生まれの「ギュウちゃん」こと篠原有司男は、絵の具を付けたボクシング・グローブでキャンバスを殴る「ボクシング・ペインティング」で名を挙げ、69年に渡米。そこで美術学生だった乃り子と…
>>続きを読むカウンターカルチャーを象徴するキャラクター「フリッツ・ザ・キャット」などを生み出し、'60年代後半のアメリカで脚光を浴びる存在となったロバート・クラム。過激で辛辣、時に性的なオブセッション…
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