バルバワ

エクストリーム・ジョブのバルバワのネタバレレビュー・内容・結末

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2020年初めての映画鑑賞の許可を我が家の班長が出してくれたので行って参りました。ヤッタゼ( ´∀`☆)

いやぁ、舐めてた落ちこぼれ刑事達が実は戦闘エリートでした。

あらすじは落ちこぼれ麻薬班が裏社会の大物の事務所を張り込む為に、向かいにあるフライドチキン屋を開業するが意外に繁盛してしまう!的な感じです。

まずは主人公チームの紹介です!

殴りたきゃ好きに殴れ!痛くないもん!学生時代の野球部のしごきの5000倍マシだッ!
不屈の新入り キム・ジェフン!!

相手を投げて投げてブン投げまくる!何故バカな俺が刑事になれたかったって…?バカみたいに強ぇからさッ!
チームきっての柔道魔人 マ・ポンパル!!

華麗な蹴り技?バカ言わないで!蹴りに必要なのは残虐性よッ!
破壊のムエタイクイーン チャン・ヨンス!!

生真面目なヤツほどキレたらヤバい!人を殺めたことがあるとかないとかッ!
尾行は凡才、武道は天才 キム・ヨンホ!!

ナイフで刺されても、銃で撃たれても死なない男!このオッサンいったい何者なんだッ!
ゾンビ班長 コ・ザンギ!!

ワッショイ!ワッショイ!

思わず格闘漫画《グラップラー刃牙》風に紹介したくなるほどの格闘シーンが面白いというか幸せッ!

数十人の敵に囲まれ、明らかに絶体絶命のピンチなはずなのにダメダメな彼等5人が並んで"ニッ"と不敵に笑うシーンから爆アゲでした。

そこからはもう無双オブ無双。コ班長は死んでないだけでほとんどゾンビだし、ヨンホ刑事は強すぎて相手が自分で自分を拘束し始めるし、マ刑事は敵の1人に標的にしストーキング背負い投げをかますし、チャン刑事は意識のない相手に容赦なく男顔負けの鉄槌を落とすし…もう敵側にすれば恐怖でしかないです。特にケアレスミスで麻薬を吸引し興奮状態になった新入りジェフンの大立ち回りには思わず「バカだなぁ」と呟いてしまいました。

あと個人的にチーム内最強は生真面目刑事ヨンホですね。彼の殺陣のキレの良さと確実に人を殺す動き…ロバート・マッコールさんやジョン・ウィックと手合わせしてほしい!

ここだけでもう観て良かったッ…!カムサハムニダ!(*`▽´)/

しかし彼等が格闘エリートの正体を表すのは終盤も終盤で、それまでは刑事なのにフライドチキン屋を営むというドタバタコメディに時間を割きます、コメディ映画としても結構面白かったです。劇場も湧いており終始温かいムードでした。

上手いなぁ、と思ったのが観客と登場人物に情報を明かすタイミングが巧みでした。
例えばコ班長が色々失敗して失業の危機に直面し家でしょんぼりしていると奥さんが「退職金あるんだから二人で再出発しよ」と慰め、コ班長が号泣するシーンとか一見良いシーンに思えますが、我々はあらかじめコ班長には退職金がないことを知っているのでコ班長の泣く様に笑ってしまうのです。

あと冒頭、主人公チームが犯人を捕まえるのですが、逮捕の決め手がトホホなので同じ警察署のエリート共にバカにされます。しかし中盤、そのエリート共が主人公チーム以上にトホホな逮捕劇を繰り広げていて、笑いつつよく練られた脚本に感心したよ!ブラボー(-o-)ノノ゙←急な上から目線

まぁ、終始コメディ展開が続き個人的には少し胸焼けしてしまいましたが、とにかく明るい物語と登場人物が愛しくて、エンドロールの時アップテンポな曲が流れる中、私は何故か泣きそうになりました!フライドチキンが食べたくなるなる映画でした!
最後に一発…撃たせてくれッ!
バルバワ

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