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8番目の男のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

8番目の男(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

韓国初の国民参与裁判が開かれる。8人の陪審員の一人にマスコミ関係者が紛れ込んでいたため追加で主人公が招集される。扱われる事件は有罪が確定的な裁判のはずだったが、被告が罪状を否認したため、陪審員たちは急遽有罪無罪の判断を迫られることに……という話。
重厚な法廷サスペンスと予想して観始めたのだが、蓋を開けてみるとコメディ色の強い映画だった。事件の謎を解くという要素はやや薄め。自白が取れていたこともあり状況証拠のみで罪をなあなあで確定させようとする法廷側と、無知ながらも人を裁くことに真摯に向き合う陪審員たちが対照的に描かれていた。陪審員らも最初は早く終わらせて帰りたいスタンスだったが、主人公の純粋さに影響されて被告の罪状についてあれこれ議論し始めるところが面白かった。まあ、さすがにあんなギリギリのタイミングで出された意見を重視して判決変わるのはリアリティが無いとは思ったけれど。陪審員の一人に松岡茉優が老けたようなおばさんがいてすごい気になった
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