下町の片隅で暮らす三上(役所広司)は、見た目は強面でカッと頭に血がのぼりやすいが、まっすぐで優しく、困っている人を放っておけない男。しかし彼は、人生の大半を刑務所で過ごしてきた元殺人犯だっ…
>>続きを読む大阪近郊にある古い団地。ここでヒナ子と夫の清治はひっそりと暮らしていた。腰は低いがどこか世を捨てた2人の雰囲気に、住民たちの妄想は膨らむばかり。さらに些細なことでへそを曲げた清治が床下に隠…
>>続きを読む売春防止法の施行直前の東京。義治と蔦枝はただあてもなく歩いていた。蔦枝は「赤のついている方へ行ってみたいの」と交差点を思いつきで幾度も渡り、そして二人が辿り着いたのは洲崎にある遊郭街「洲崎…
>>続きを読む岩崎組幹部・黒木徹が8年ぶりに出所すると、組は解散に追い込まれ堅気の海運業に転じていた。黒木は元組長の岩崎から系列会社の経営を任されるが、岩崎の元幹部・唐沢も海運会社を経営しており、港湾の…
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