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ビル・バーのただのコケおどし!
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目次

『ビル・バーのただのコケおどし!』に投稿された感想・評価

2.8
アリ・ウォン(アジア系女性コメディアン)を観終わったら、おすすめで出てきた白人男性コメディアン、ビル・ボーのスタンダップコメディ。この人のことは何も知らないのだけど、違う視点のコメディも観た方がいいかなと思い、自分のバランスを取るために鑑賞。
アリのステージでは笑う観客の様子を何度もクローズアップして、「ほらほら、アジア人、白人、黒人…いろんな人種や、男性女性みんなが楽しんでいますよ」というメッセージを感じるが、ビルのステージの観客には全くライトが当たらず、真っ暗で顔がいっさい見えないというところに、Netflixの配慮を感じる。彼のギャグを心おきなく笑えてる人ってどんな人なんだろう、って逆に気になってしまう。私はそれなりに面白かったところもあるけど、途中ウトウトしてしまった。
スタンダップコメティのことには詳しくないのだけど、「言いにくいことをぶっちゃける」のが笑いの基本になっているように感じる。そうすると、現代においてはマイノリティのためにある表現形態なのかもと思った。彼のネタは、たぶん白人男性がバーで酒飲みながら話してることを越えてはいないような気がする。白人男性は違うタイプの笑いで勝負しないといけないってことかな…厳しいね。コメディ界においては、彼のようなストレートの白人男性はマイノリティってことなのかもしれない、なんて思ったりしました。
django
4.0
ビル・バーなる者が1時間程度喋りまくる。
Netflixではお馴染みのシリーズ。
いろんな人の作品がある。
人種や性別に対して、独自の視点で笑いにしていく感じかな。
家族ネタとかもあるし、時事ネタが多い。
意外と面白いのでチャレンジしてみてもいいかもしれない。
日本で言うと、芸人のラジオ番組が近いかもしれない。
意見を言う。それで笑いを取る。
そんな感じ。
GreenT
5.0
ビル・バーは「怒髪天を衝く」タイプのスタンダップなので、ギャーギャーうるさいのですが、良く聞くとすごい面白いことを言っている人です。

自分で自分のスタイルを "that loud guy in the bar" with "uninformed logic"(バーに良くいる、デカい声で知りもしない事柄に理論を展開する男)って言ってるってのに笑ったのですが、まさにそういう感じで、フェミニズム、キャンセル・カルチャー、ポリコレの矛盾をぶった切る様相は、トランプ支持者か!って思わせるんだけど、言ってることが尤もなので笑わされます。

この人は、現代のフェミニズムは男性嫌いだ、って言ってるんですけど、私もそう思うので共感します。今回は、まさにアンバー・ハードみたいな「レイプされたと言って男をハメる女」の話をしていて「昔は全く女の言ってることは信じてもらえなかった。今は全く逆で、男の言うことは全く信じてもらえない」「女の『イヤよイヤよも好きのうち』は本当だ!」(で、「ノウ♡」って演技するのば爆笑)

「女はセクハラ被害を女だけのユニークな経験と思っているけど男もセクハラに遭う」などと言ってて、特に自身の女性からのセクハラ被害を語るとき「・・・これが私のストーリーです・・・今夜は勇気を持って皆さんに真実をシェアします・・・」と、被害者意識の強い女性(アンバー・ハードみたいな)人をおちょくる。

ビル・バー、デイヴ・シャペル、リッキージャーヴェイスは「攻撃的で不快なコメディ」と言われているんですけど、私はこのタイプがすごい好きです。なんでかって言うと、誰にも気を使わずに思っていることを率直に言うからです。

セクハラの被害者をおちょくるなんて!と最近の “woke” な人たちは言うのでしょうが、被害に遭った人をおちょくっているのではなくて「被害者ヅラした人」をおちょくっているのです。人種差別でもなんでもそうだけど、被差別側を気取って同情を得たがる人や利益を得たがる人も実際にいて、そういう人たちは結局は被差別側の足かせになっているのに、そこを指摘するとひどい人間だと逆に批判される。

そういうことを公の場で率直に言えるスタンダップ・コメディアンの勇気は尊敬に値する。

私は会社や公の場で不当な扱いを受けて悔しい思いをしたときに、この人達のスタンダップを見ると、「真理を解っている人は存在する!」と勇気づけられ、笑わせてもらって、元気が出ます。

リッキー・ジャーヴェイスはイギリスの訛りが特徴の人、デイヴ・シャペルは黒人特有の喋りや内容が面白い、で、ビル・バーは典型的な「アメリカンな白人」なんですよね。

この人90年代のヘヴィメタが好きで、映画好きでもあるので、音楽や映画の話がちょくちょく出てくるのも共感しやすいところ。

今回のツアーのタイトルが “Paper Tigar” ってのは、「強そうに見えても本当は繊細」なビル・バー自身のことを言ってるんじゃないかなって思いました。最後のエピソードが、奥さんが妊娠したために、可愛がっていたピットブルを手放さなくちゃならなかった時の話なんだけど、男が「泣くな」と教えられて感情を押し殺す描写が、笑えるんだけど、ちょっと泣いちゃうくらいエモーショナル。こういう典型的な白人男性にも共感できることはある!って思わせてくれる話でした。

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