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辰巳
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目次

辰巳の作品紹介

辰巳のあらすじ

裏稼業で働く孤独な辰巳(遠藤雄弥)は、ある日元恋人・京子(龜田七海)の殺害現場に遭遇する。一緒にいた京子の妹・葵(森田想)を連れて、命からがら逃げる辰巳。片や、最愛の家族を失い、復讐を誓う葵は、京子殺害の犯人を追う。生意気な葵と反目し合いながらも復讐の旅に同行することになった辰巳は、彼女に協力するうち、ある感情が芽生えていくーーー。

辰巳の監督

小路紘史

原題
公式サイト
https://tatsumi-movie-2024.com
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
108分
配給会社
インターフィルム

『辰巳』に投稿された感想・評価

4.5
【ギャップ萌え😛】

上映後出演者のトークイベントがあった。

どちらかというと苦手なタイプのジャンルなんだけれどもかなり面白かった。

辰巳は、「ONODA」で小野田少尉を演じた遠藤さん。

ただ、圧倒的存在感を放ったのは、倉本さん演じる竜二で、”こいつ絶対に殺した方が良い!!”と思わせる大迫力だった。

トークイベントに倉本さんも出てこられた。本当は舞台演出家で、俳優業は滅多にやらないのだそうだ。
それに、メッチャ腰が低くて、笑顔がくしゃくしゃで、絶対にいい人にしか見えない方だった。

そんなギャップを見せられて加点しました。ギャップ萌え😁

個々の人物描写も良くて良かったと思います。
3.8
捨て猫とノラ犬、そして狂犬

孤独なヤクザ辰巳が元恋人を殺され、その復讐に燃える妹の突飛な行動に振り回されつつも、いつしか辰巳自身も自分を取り戻していく。

闇社会の暴力・バイオレンスを犯罪者の視点から描く、いわゆるノワールもののテーマとしてありふれていながらも、これだけ絶賛されるのにはちゃんと理由がありました。

本作は、2016年の長編デビュー作で注目を集めた小路紘史監督が商業映画の誘いをあえて断り、クラウドファンディングの資金で5年の歳月をかけて完成させた”自主制作映画”

監督のインタビューによると、脚本やキャスティング、撮影期間など、全てを自分でコントロールするために、あえて自主制作映画という選択をしたそうです。

それだけのこだわりと熱量が詰め込まれたこの作品は、昨今の邦画にはない世界感と常識にとらわれないこだわりが化学反応によって熱い熱を放ち、比類のないパワーにあふれた映画となっていました。



脚本には、主人公や全体の世界観を説明する、いわゆる一幕目がありません。

いきなりスタートダッシュで加速するストーリー。
平和な日常、殺人、悲しみ、葛藤、協力者の登場、決心、そして行動というような細かい段取りを最低限のセリフですっ飛ばしていく物語は爽快感すら感じます。

そんなハイテンポなストーリーでも、そこに引き込む力を持つ脚本と演出、そして俳優たちの名演によって、見ているこちらの気持ちをも巻き込みつつ、あっという間の108分でした。

そして、圧倒的リアリティと、無国籍感がただようファンタジー性の両立。

舞台は日本。銃弾は飛び交わず、ナイフで闘う男たち。
一方で、『日本的なものを極力排除した』と語る監督によって映し出される風景には、固有の地名は一切登場せず、日本ではないと言われても通じるような無国籍感。

ハリウッド映画好きの監督らしく、パンフ後半には『オマージュ作品一覧』が。そこには、クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」や、タランティーノ、フィンチャーなどの洋画作品がずらりと並び、確かに韓国ノワール作品よりも洋画テイストの雰囲気がありました。

個人的には、ドラマですが長渕剛さんの「とんぼ」っぽいなと思いましたが、宇多丸さんは、この無国籍感をジョニー・トー監督の香港ノワール「エグザイルー絆」を上げておられ、なるほど、と。

そして、何と言っても俳優勢。

お笑いコンビ・さらば青春の光の森田を10倍不気味にしたようなヴィラン、竜二が薄明かりの中よだれを垂らしながら迫ってくる闘犬のような様は、今年観た映画で一番不気味で怖かったです。。

また、人に懐かず、誰彼構わず爪を立てて噛みつく捨て猫のような森田想さんの鬼気迫る演技。そしてなにより、辰巳を演じた遠藤雄弥さんの眼力(目ヂカラ)。

若い頃の三上博史を彷彿とさせるようなイケメンで、キレまくってた時代の窪塚洋介を彷彿とさせるような、近づくだけで殴りかかってくるかのような凶暴なオーラ。
また、こんなに横顔がカッコいい人っているんだな、と驚くほどの絵力がありました。
(余談ですが、ジャケ写の画角ではなく、是非こっちのページにある正方形の画角で見てみてほしいです)
https://moviewalker.jp/mv84083/

ということで、書き出すとまた長くなるのでこの辺で。
なお、R15+ではありますが、思ったよりもグロ描写は無かったので良かったです。

あと、パンフには、上に書いたような映画好きならではの情報や、竜二役の倉本朋幸さんがフランスの女性評論家からバイオレンス演技で怒られた話や、もともとは主人公二人のキスシーンがあった話など、その他にもまだまだおもしろい話が載っていてお得でした。

自主制作映画だけに、DVD化、配信、いずれも時間がかかりそうなので、スクリーンで是非ってことで!
AOIBJ
4.0
大傑作!
ジャパニーズノワール。
男性女性関係なく、人間同士の熱いバトル!
役者さんがめちゃくちゃハマってる。

どこか一昔前のヤクザ映画の雰囲気がありながら、新鮮味も感じる。
まさにジャパニーズノワールであり、新旧を融合させた新しい道が、日本映画界に開かれた気がする。

口コミでどんどん評判が広がるタイプの作品。


ブログ⬇
『辰巳』(2024年) 【ネタバレなし映画紹介】
https://movie.moo.jp/2024/05/05/%e3%80%8e%e8%be%b0%e5%b7%b3%e3%80%8f2024%e5%b9%b4%e3%80%80%e3%80%90%e3%83%8d%e3%82%bf%e3%83%90%e3%83%ac%e3%81%aa%e3%81%97%e6%98%a0%e7%94%bb%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e3%80%91/

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