ドキュメンタリー。
カリフォルニアの山火事について。
町がまるごと燃えたそうな。
異常気象が悪いらしい。
ほとんどの人物が重い表情で喋っているが、たまに笑顔の奴がいて面白い。

どうすれば助かるのか。
映画から学ぶことはできなかった。
祈るか、死ぬか、上手くやるか。
出たとこ勝負しかないでしょう。

これ怖い！！

気候変動で、カリフォルニアでは近年山火事がすごい多いですよね。そんで気になって観てみたのですが、めちゃ怖いです。生存者のインタビュー、その人たちがスマホで撮った映像などで綴られるだけなのに、「うっそ～！！」「マジか～！」って連発してしまう怖さでした。

とにかく火の広がり方がすごい早くて、気が付いたら隣の家が燃えてたみたいな感じなんですもん。車ですぐに避難しても交通渋滞になっちゃうし、「やっと角を曲がったら火の海」なんて状況もある。火元が一つじゃないので、火から遠ざかっていると思っていたら、正面から来てたりとか。

で、車ではどうにもならないから、車乗り捨てて、って言われるんですよ！しょうがないのはわかるけど、ちょっと躊躇しますよね。しかも、四方を火に囲まれていて、建物のなかにうずくまって火が通り過ぎるのを待ったって言うんですよ！言ってる人がインタビュー受けているんだから、生き残ったわけですが、信じられない。

事後のドローンの映像では、住宅地がすべて焼き尽くされた映像とか、住人が地元に戻ってスマホで骸骨が乗ってる車を撮影した映像とか、怖すぎる。

家を失った人たちは、テントに住んでいる。コロナの時なんかどうしたんだろ。

これからもこういう事例はカリフォルニアでは増えていくんでしょうね。でも、カナダとか涼しいところでも気温が上がっているから、どこも安心はできませんよね・・・。

コロナ、鳥インフル、豚コレラ、本作の異常気象がもたらす山火事。
これらの大量の生命の収奪は、増え続ける人類と過剰な食欲を満たすためだけの家畜の爆発的な増加をエントロピーとして抑える神なる存在の無慈悲で無差別な鉄槌のように感じる。

40分のドキュメンタリー作品。
ニュース映像では他人事として見過ごす大事件の終始を視詰めるのは、下らないパニックムービーを見るより遥かに有意義。

セーフティネットの編み目は大きくなるばかりと痛感させられる。

〜〜

今日の一曲

アルバム「エントロピープロダクションズ」より

調子悪くてあたりまえ!　ビブラストーン

https://m.youtube.com/watch?v=vYmM3dVc52w

近田春夫の自伝買わなきゃ

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