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ナザレのイエス
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目次

『ナザレのイエス』に投稿された感想・評価

欧米の映画、文学、絵画を観賞するにあたって「聖書」は欠かせない「教養」。
キリスト教の暗喩、モチーフ、精神、哲学、聖書の言葉 etc.
知っているといないとでは作品理解やネタの面白さが半減します。
洋画ファンならある程度キリスト教を知っておく必要は絶対にあります。

でも「聖書」を全部読めといわれても困りますよね?そんな時、この映画が全て解決してくれます。(^^)

タイトルは福音書においてイエスが「ナザレのイエス」と呼ばれていることによります。
キリスト教の原点であり到達点でもあるイエス・キリストに焦点を当て、キリストの波乱に富んだ生涯を丁寧に描きます。

『バチカンご推奨』!カトリック教徒絶賛の映画です。
ミッションスクールの女子高に通っていた時にこの映画が日本で上映されたため、全校で観に行きましたからね。
奇跡から何から新約聖書に忠実に描かれています。

3時間以上の上映時間でしたが、飽きずに鑑賞しました。
*DVD完全版は371分2枚組のTV放映版だそうです。私が知っているのは上映映画版で、TV放映版は観ていません。すみません。チャンスがあったらぜひ観たいです。

今でも最も印象に残っているのは少年時代のイエスの美しかったこと。(そこかい?!)
ブルーアイの美形です。(明らかに史実に反するでしょうね🤭)

この映画では、イエスの幼少時代、青年時代が他の映画に比べて多く描かれています。
観念的なキリスト像ではなく人間イエスが実在したという感覚を「ファンタジック」に味わえます。

聖書には喩え話が多数出てきますがその解釈の助けになるシーンも多く、聖書を知っている人ならより印象深く、より感動できるかと思います。

映像で観るということは聖書の言葉を読むのと比べより直感的に疑似体験的に感じられるでしょう。イエスの秘蹟の数々も目で見る事ができるわけです。
つまり感化力も強いに違いありません。

といって、説教くさいわけではなく、哲学的な解釈も押しつけがましくない。
イエス一人が主人公ではなく、群像劇です。
彼に接した人々の意識が変わる事でイエスの影響力の大きさを伝えている。
役者が前面にでて過剰演技もしませんし効果過剰な演出もなかったと思います。
聖書の記述が事実であるという想定の元「新約聖書の世界」を丁寧に可視化させたものです。
一方で裏切り者のユダの扱いも彼の悩みが伝わってくるよう共感できるものになっていました。

役者の名演技による嘆き苦しみ激情を味わいたいとか、自らの罪を悔い改めて泣きたくなるようなドラマを求めるなら、この作品ではなくもっと派手な別の映画を観る方がいいと思います。

「剣を持つ者は剣によって滅びる」等、イエスの言葉は宗教を超えた真理を語るものでもあります。
私自身はクリスチャンではなく、むしろ高校生の頃は「キリスト教反抗期」でしたが、それでもいい映画だと感動したのですよね。
「宗教映画」と構えずに観て欲しい。鑑賞価値のある美しい映画ではないかと思います。

単純に2000年前の世界にタイムワープするエンタメっていう観かただっていいんじゃないでしょうか?

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製作はサー・リュー・グレード、監督はフランコ・ゼフィレッリ
代表作「チャンプ」「ロミオとジュリエット」「ブラザー・サン シスター・ムーン」
脚本はアンソニー・バージェス、スーゾ・チェッキ・ダミーコとフランコ・ゼフィレッリ
音楽はモーリス・ジャール

イエス役ロバート・パウエル、マリア役にオリヴィア・ハッセー
他、名だたる俳優さんが参加という豪華さ
同様な企画は二度とできないでしょう
映画としても貴重です。

(ストーリー)
今からおよそ2千年前。ガラリヤ地方の村、ナザレに住む女マリアの元に神の使いが現れ、彼女はやがて身ごもるが、それは神の御心によるものであると告げた。
ダビデ王の血を引く大工のヨセフはマリアと婚約していたのだが、天使のお告げにより懐妊したマリアを妻に迎え、生まれた男の子をイエスと名づける。
4.8
素晴らしかった。

イエスの時代の再現にも忠実で、聖書を読むだけでは想像が難しい服装や住居、毎日の生活の様子が映像化されることで、いきいきと感じられる。

有名なエピソードを取り上げ、聖句がそのまま使われているのも嬉しい。その時の登場人物の感情や動きが演出されることによってよりリアルなものになっている。

特筆すべきはユダの取り上げ方だ。裏切り者としか記されていない彼の背景を説得力あるキャラクターとして確立させることで、裏切り行為との整合性はありながら、彼も神の計画のうちにあった犠牲者の1人として表現される。

見応えのあるドラマだった。
適当な価格で手に入れば手元に置きたい。

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