ナザレのイエスの作品情報・感想・評価

「ナザレのイエス」に投稿された感想・評価

素晴らしかった。

イエスの時代の再現にも忠実で、聖書を読むだけでは想像が難しい服装や住居、毎日の生活の様子が映像化されることで、いきいきと感じられる。

有名なエピソードを取り上げ、聖句がそのまま使われているのも嬉しい。その時の登場人物の感情や動きが演出されることによってよりリアルなものになっている。

特筆すべきはユダの取り上げ方だ。裏切り者としか記されていない彼の背景を説得力あるキャラクターとして確立させることで、裏切り行為との整合性はありながら、彼も神の計画のうちにあった犠牲者の1人として表現される。

見応えのあるドラマだった。
適当な価格で手に入れば手元に置きたい。
青二歳

青二歳の感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

英伊共作1977年イエス伝。6時間は長い(꒪⌓꒪)Filmarksだと195分…3時間?うそこけ。東方の博士と子殺しでようやっと60分じゃい。“ロミオとジュリエット”('68)のゼフィレッリ監督、オリビア・ハッセーが聖母マリアだったり他キャスト演技派揃いの超々々大作(白目)。
もう〜福音書のテキストを埋めるかのようにヨセフとマリアの結婚式から事細かに全部やりよる。珍しくイエスの少年時代も挿入されてるしとにかく長い。こんな長いのに…なんと福音書から逸脱する創作性は然程ない。6時間分たっぷりと聖句にない台詞が創作されているのに!そっちの方がビックリですよ。
…だから途中に眠…意識飛んでも平気。今どこのくだりだ?と分からなくなっても、聖書から逸脱することのないシナリオなので、しばらくすると聖書の記述がそのまま出てくるから「あぁ神殿入る前か」などと分かる仕様。

ちなみに全編英語です。ラテン系&アングロサクソン系率高めながら、非西欧世界であるところのユダヤ世界は丁寧に描かれている。キリストは悟りフェイス系イケメン。
mark少ないな。福音書読んだけどナゾ過ぎ分からんと思った方にはオススメ。自分も聖書読み始めに観たら期末テストの…もとい理解の助けになったかも。お子さんをミッション系学校にいれた親御さんなんか一緒に見てあげるといいんじゃないでしょうか。授業でテストもあるでしょうから。
イエスはともかく、弟子を始め母マリア、ほかイエスの周りの一般人の動機が掘り下げられているのが特徴的な映画です。聖書には生意気な少年イエスに戸惑うお母さんお父さんの表情なんて書いてないし、奇跡を施された者も盲目とか蹇だったくらいの記述だけで、彼らがどんなキャラクターか見えてこないので、そういうのを作り込んでるのが面白い。聖書はイエスの他の登場人物たちも行動動機ナゾで…いや1行で記述済ますなよ…ってとこいっぱいありますし、そういうのを事細かに埋めてる感じです。
小さい時にこれを観て、最後のシーンからキリストは悪者なんだと思い込んでた