とあるアメリカンアフリカン家族の
リアルな人生を紡いだ
凄まじいドキュメンタリーだった。
アメリカの社会背景とそれぞれの
パーソナルな苦悩を切り取り、
家族愛もしゅんでた約90分の作品。
何十年…
「人生は何が起こるか分からない」と冒頭で答える母親の言葉が重い。サンフォード家に降り掛かった突然の悲劇。治安に恵まれた国に住む身として偶然という言葉を使うことに抵抗感を覚えた。
首都ワシントンD.…
人生の全てを変える出来事。不穏な空気に満ちた街で暮らすこと。それは誰にでも起こりうる理不尽な運命。なぜ神様は善人を罰するのか?政治の中心地ワシントンD.Cの素顔。ホワイトハウスからわずか17ブロック…
>>続きを読む予告編に撃ち抜かれて鑑賞。
この作品も社会に巣食う諸問題に焦点を当てているけれど、それを考える時に一番重要なのは「生活の匂いを手離さないこと」だと思う。
何かの問題が放置されることで、大切な人たち…
アメリカでも有数な治安の悪い危険区域、父親不在の家庭、依存症の母親、貧困、DVといった、フィクションならばステレオタイプが過ぎるだろと言われる話が、20年にも渡る家族のリアルな記録だというのだからこ…
>>続きを読む少々駆け足気味ではあるものの紛う方なき他者への愛が横たわっている。そこに彼が居ればパーフェクトなのに彼だけが居ない。それが本当に理不尽で悔しくて堪らないのだけれど、家族の皆はいつだって彼を近くに感じ…
>>続きを読む©Davy Rothbart