この宇宙のどこかの惑星のどこかの町の小さなお話。 チャッピーという流行病のせいで人々は毎日少なくなっていくある惑星。 その地で墓守のヒトシは毎日墓場で死人のために穴を掘り、赤い旗を立て続けていた。 人里離れた場所で、誰とも干渉せず、誰にも急かされず、ヒトシだけの時間が流れていた。そんなヒトシの前にふらりと現れた「赤いシャツの男」。嫌がるヒトシを尻目にヒトシの家に棲みついてしまう。まだ病気になっていない死を待つ人々らの 1 人、「絵を描く女アカリ」もやがてヒトシの家に棲みつくようになってしまう。 「墓守のヒトシ」と名も知れぬ「赤いシャツの男」、「絵を描く女アカリ」の時間が始まる。
俳優になるために上京したものの、鳴かず飛ばずの日々を送る27歳の悠二(藤原)。彼はある日、高校時代に圧倒的な存在感を放っていた同級生・佐々木(細川)と仲間た ちとの日々を思い起こす。常に周…
>>続きを読む宇田みこ(24)は、遊園地の跡地に出来たショッピングモールに残る数時間に一回動くメリーゴーランドの受付をしており、受付時間外はゆるキャラくまに扮して、メリーゴーランドの前で風船を配 ってい…
>>続きを読む東京オリンピックを約2年後に控えた2017年、12月30日。ゴミ処理工場での夜勤を終えた人々は帰らず遊んでいる。上司の足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんは、いつしか既に死んだはずの元…
>>続きを読む80年代後半〜90年代⽣まれの新進映画監督14名+アニメーション監督1名が参加。全編に共通した“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること”を、各監督が8分以…
>>続きを読む漫画家を目指す草介は、絶滅したニホンオオカミを題材に漫画を描いているが、肝心のオオカミをうまく描けず前に進めない。ニホンオオカミの痕跡を求めて入った山中で、草介はレトロなカメラを構えた少年…
>>続きを読む1組の母と息子がいる。7年前、理不尽な交通事故で夫を亡くした母子。母の名前は田中良子。彼女は昔演劇に傾倒しており、お芝居が上手だ。中学生の息子・純平をひとりで育て、夫への賠償金は受け取らず…
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