それぞれに事情を抱える二人。
ともに逃げ出したい現実がある。

そんな二人の逃避行。
徐々に深まる絆。
年齢は20以上離れているであろう。
大人と子供。

これまたジワジワくる良作だった。
子役のジョンホワイトリーと
ダークボガードの主演二人が素晴らしい👏。

天使が舞い降りたか。
殺人を犯した男。
そんな男に何を見出してか懐く天使。
「愛おしい」とはこのことだろうな。

クライマックスも納得の展開。
彼は大切なものを２つ失わなかったと思う。
👶と❤️。

期待通り面白かった。放火少年と殺人犯の逃亡劇で、潜伏先を転々とする二人のロードムービー。この少年の失踪が、新聞に誘拐事件として取り上げられるため男の罪を上書きしつつ(抱きかかえ、背負いながら逃げるため)彼の存在が物理的な足枷にもなる。
あと少年がほとんど感情を表に出さない演技をしておりリアル。子役に感情的な演技ばかりさせるハリウッドとは180度異なるし、一言も喋らせず陸へ上がる潔いラストも流石。

邦題の通り、殺人を犯した男が「逃げて逃げて逃げまくる映画」で、もっぱら逃げ続ける映画であるが、なかなか面白かった🙂
ダーク・ボガードが、とても若い！

ある男の足元には「死んで居るらしき人影」が…😰
その男は逃げようとするが、義父母に虐げられて逃げ出した少年と出会う。そして、その少年は出会ったその男に「俺のことは嫌いか？」と尋ねられて「嫌い」と答えるのだが、なぜかその逃げる男から離れない。そして、二人の逃亡の旅が始まる。

この映画、殺人犯となった男が自分のアパートに自分の金を取りに戻る場面での「警察とのニアミス、追いつ追われつ…」の面白さ、海でのカモメの群れを捉えた見事なシークエンス、殺人犯の男が少年に「父親のような愛おしき気持ちを抱き始める展開」など、とても見応えある逃亡劇だった💫

なかなか良い映画を観た……という印象が残るチャールズ・クライトン監督の佳作と言えよう✨