
インドを訪れた米国人女性が、バンガロールで拳銃を入手する。そこ からマイソール、マンガロールと、一見ただの観光旅行にみえるその行程は、危険な使命を帯びた旅だった。インドに根深い「女性への暴 力」の問題と向き合う一作。レイプやモラル・ポリシング、性犯罪を5 裁く法律の不備といった社会問題への告発に、戦うヒロインを導く教えとしてヒンドゥー教の神話を重ね合わせる 印象的な構成。映画メディア「フィルム・コンパニオン」が選ぶ、「2010年代のカンナダ語映画ベスト25」にラ ンクイン。
インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、カースト外の「不可触民」として差別を受けるダリト(ダリット)の女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」(「ニュースの波」という意味)は、紙媒体…
>>続きを読む調査報道記者のレイ・デ・レオンが国中を巡り、ある衝撃的な傾向を明らかにする。露呈したのは、警察に性的暴行の被害を訴える若い女性たちが被害者として正義に救われるどころか、虚偽の報告をした容疑…
>>続きを読む大都会デリーで凶悪犯罪と戦い続ける短気な女性警官と冷静な女上司。組織内部、そして社会に根付く深い性差別にも負けず、正義を貫こうとする2人だったが...。
ある下水清掃人の死体が、ムンバイのマンホールの中で発見された。ほどなく、年老いた民謡歌手カンブレが逮捕される。彼の扇動的な歌が、下水清掃人を自殺へと駆り立てたという容疑だった。不条理にも被…
>>続きを読むケーララ州北部のカリカットの町で、高位カーストの男女がお見合いで結婚する。夫は由緒ある家柄の出で、伝統的な邸宅に暮らしている。中東育ちでモダンな生活様式に馴染んだ妻は、夫とその両親とが同居…
>>続きを読むある勇敢なジャーナリストは、強大な力を持つ宗教指導者による信者に対する極端な支配について疑問を抱く。実際にあった歴史的裁判に基づく映画。