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頭痛が痛い
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目次

頭痛が痛いの作品紹介

頭痛が痛いのあらすじ

東京五輪に向けた新国立競技場の建設が進む2018年の東京。不登校気味の高校生・鳴海(せとらえと)はライブ配信を行うことにより、行き場の無さを埋めようとする。鳴海の同級生・いく(阿部百衣子)はいつも明るく振る舞う反面、形容しがたい憂鬱な気持ちを吐き出せずにいた。ある日いくは、梶井基次郎の『檸檬』のように、自分の遺書を赤の他人の家に投函することで憂鬱を晴らそうとする。その遺書を読んだ鳴海と、フリージャーナリストの直樹(鐘ヶ江佳太)は、いくが発するSOSを感じ…

頭痛が痛いの監督

守田悠人

原題
製作年
2020年
製作国
日本
上映時間
108分

『頭痛が痛い』に投稿された感想・評価

※“死にたい”って思った事ありますか?

現在の若者の闇を切り取ったような映画。
2人の女優さんがリアルに闇を表現してくれてる気がした。

やっぱり“死にたい”って思ってる人に「死んでも意味ない」とか「悲しむ人がいる」とかそんなん言っても響くわけないなって思った。
なぜなら、“死にたい”から。
ここまで精神的にある意味肉体的にもガタがきてる状態の人間に何を言っても意味はない。
“死にたい”ほど今の世界が嫌だから。

だけど、その“死にたい”は“救ってほしい”っていう意味でもあるんじゃないか。
ヒッチハイクを始めた時に掲げたダンボールに書かれた文字は「あの世へ」。
それは、“死んだ後”に行ける「あの世」っていう意味もたしかにあるかもしれないが、“自分が理想とする世界”へ向かうための「あの世」だったのかもしれない。
しかし、ヒッチハイクで乗せてくれた女性は“死にたい”と思ってる人に対して、「帰った方がいい」という言葉しか投げかけない。
根本的な「なぜ、こんなことをしたのか」については触れない。
乗せてくれた女性は“死にたい”の否定派なのだろう。
女性からしたら「救いたい」とまで思ってるかもしれない。
だけど、その言葉は彼女たちを傷つけてる。

この作品ではまず最初に“死にたい”というSNSの声が大量に出る。
だが、終盤では“死にたい”という人たちに対する誹謗中傷の言葉が大量に出る。
肯定派と否定派の2つが綺麗に別れてしまってるため、現実的にもこの問題っていうのは解決へ持ってけないなって思った。

作中のリストカットは精神的苦痛を肉体的苦痛へと見てる側に分かりやすく伝わってくる。
あの二人は、その痛みを共有したり治そうとしたりする。
だけど、それは正解なようで不正解。
結局は互いに傷を負っているだけ。

いつか、たくさんの若者たちに幸せな毎日がくることを願います。
KUBO
4.0
今日の試写会は『頭痛が痛い』チネマットオンライン試写会。

細かいところに注文はあれど、作品自体、すごいパワーを持ってるし、重要な問題提起をしている作品だ。

「死にたい」「死にたい」「死にたい」ネット上に氾濫する自殺願望のツイート。

援交しているラブホから配信して、ネット上に救いを求める女子高生ナルミ。

普段は優等生の仮面を被っているが、マンションの郵便受け全部に「遺書」を投函する女子高生イク。

「死にたい」ふたりが出会った時に、何か前とは違った温もりが生まれるのだが…

なんと言ってもイクちゃん役の「阿部百衣子」とナルミ役の「せとらえと」がいい! 個性も豊かだし、このふたりだけのリアルな世界を表現できている。

「大人たちの作ってる空気みたいなものに押しつぶされるようなもんだよ」

「イクちゃんが死にたくなったのは、がんばってた証だよ」

印象的な台詞がポンポン飛び出してくる。

それに比して、大人の台詞と芝居がついてきていない。親や教師の描き方があまりにダメな方のステレオタイプで、ここにリアリティがあれば、作品のレベルはもっと上がった。

「死にたい」という言葉は同じでも、それを発する人や状況によって、その言葉が意味するところはひとつではない。

まだまだ狭い自分の世界で、息が詰まるような「憂鬱」な日常からの脱出を「死にたい」と表現するものもいれば、その中に本当に自殺したい者もいる。

作品は最後までグレーのままで終わる。「こうあるべき」と理想的な解決を提示しないところに、この問題に真摯に向き合う姿勢を感じる。

スマホの縦長画面を真ん中に挟んだ映像は、なかなか革新的。

また建設中の新国立競技場を象徴的に使っているのも「今」を感じさせて上手い。

ただ、ハンドカメラは揺れすぎ。映画館で見たら絶対酔う。

『頭痛が痛い』という変なタイトルと独創的なポスタービジュアルに惹かれて関心を持っていたタイトルだったが、十代の悩める青春を描いて、グイと心を掴まれた。

監督の森田悠人、ダブル主演の阿部百衣子、せとらえと、新しい才能たちも要チェックだ。
~感想~

それぞれの「死にたさ」を擦り合わせようとする少女同士が心と傷の手当てをし、支え合う、シスターフッドロードムービー。

“死にたい”という思いから二人で家出&“場所”を探す逃避旅。

“自殺”や“死ぬ人についての世間の反応”などこの作品で描かれるテーマは悲しくも現在進行形の世間にマッチしてる。

結局、人の気持ちを分かってあげることは難しい。でも、誰かに寄り添うことはできる。助け合うことはできる。…?

いやーーー、何と言ったら良いのか、なんとも明確な答えを見付けられずにエンドロールを向かえてしまった。

この物語を観て、感じたことや思ったことを書き出すことは正直難しかった。言語化できない!私に語彙力があれば…(笑)

あ、一言、“とりあえず観てみて🙏”です😂

何がすごいって、数年前に製作したはずの作品なのに“まだ続くコロナ禍の2022年”の闇部分に近いテーマであること。
東京オリンピック前のストーリーなのに、
東京オリンピックが終わっても嫌なニュースが続きますからね、この世間の雰囲気変わってほしいですね!


あと、随所随所に撮影手法が素敵なシーンあったなー。序盤のスマホ配信からの部屋シーンの切り替えはカッコ良かった!
最近個人的にまりつつある、鏡越しに映すシーンも大事なシーンにあったりして、なぜかテンション上がった🤣


~オンライン試写会募集~

【こちら締め切りました!満員御礼!ご応募していただいた方々、ありがとうございました🙏】

『#頭痛が痛い』チネマットオンライン試写会の参加者を募集!合計40名様📽️

https://twitter.com/CHinemAT/status/1525453782175617029?t=Nfy7d1o9stKOylVfslS0tA&s=19

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