※嘔吐と自傷の表現あり
『満月、世界』の塚田万理奈監督。やはり凄かった。摂食障害への向き合い方・描き方が非常に真摯。監督の経験が基になっているとはいえ、それを真摯に描けるかは経験の有無には関係ない…
さとこのセリフで鬱状態の心理が繊細に明瞭に
言語化されていて感動しました。
例えば、
食卓で家族みんなに心配されて
両親がさとこのことで少し言い合いになったり、母親が「ごめんね、さとこ」って泣き出し…
感情移入という次元ではなく、病の不安と苦しみがそのまま伝染する。めちゃくちゃ苦しい。そしてケアとキュアの映画でもあって、でもケアの<よさ>を無条件に称賛するようなものではなく、むしろケアの失敗、ケア…
>>続きを読む摂食障害というものが何となくこういうものなのかとわかった気がする。必死で寄り添おうとする家族にはとことん冷たく反発するのにメンヘラのちょっと頭おかしいOLには懐くという理不尽な行為。
弱者かもしれな…
まきさんめちゃマニック・ピクシー・ドリーム・ガールやなぁ、、と苦々しく思いつつ、自分と重ねてみたら全然出自の知らない人にこそ悩みの核心を話せるとか、結局他人のことなんて分からないものだとか、希望は基…
>>続きを読む数々の映画祭を総なめしたミニシアター映画。
最初から最後まで凄かった。
女子高生のサトコは、プリンを食べたある夜、吐いた。初めは吐く意思があった。
次第に吐くと
「ごめんなさい」
食べても
「ごめ…
最近、摂食障害を克服(緩和)させるために、この病気について深く知ってみようと思い(真面目)、ネットに転がっている情報はかなり見漁っている
摂食障害の見本のようなストーリーではあるけど、これを観るとネ…
摂食障害に悩む女子高生が、ある女性との交流を通して解放されていく姿を描いたドラマ。
日本大学芸術学部の卒業制作『還るばしょ』で注目された塚田万理奈がメガホンをとり、「第10回田辺・弁慶映画祭」でグ…
(C)2016「空(カラ)の味」