記憶の技法を配信している動画配信サービス

『記憶の技法』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

記憶の技法
動画配信は2025年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

記憶の技法の作品紹介

記憶の技法のあらすじ

東京に住むごく普通の女子高校生、鹿角華蓮(石井杏奈)は、幼少期の記憶の断片が不意に脳裏をよぎり、しばしば意識が飛んでしまう奇妙な記憶喪失癖に悩んでいた。そんなある日、韓国への修学旅行のためにパスポート申請用の戸籍抄本を手にした華蓮は、自分に“ 由”という姉がいたことを知る。しかも由は4歳の時に死亡し、華蓮は“松本”という家から今の両親に引き取られた事実が判明。本当の親はどこにいるのか。なぜ、自分は養子として出されたのか。そのすべてを知りたい華蓮は嘘をついて修学旅行をキャンセルし、出生地の福岡へ旅立つ。そのルーツ探しに協力してくれた青い瞳を持つ同級生、穂刈怜(栗原吾郎)とともに現地調査を行う華蓮は、失われた記憶のピースをたぐり寄せながら、想像を絶する真実に迫っていく――――。

記憶の技法の監督

池田千尋

原題
製作年
2020年
製作国
日本
上映時間
105分
ジャンル
ミステリー

『記憶の技法』に投稿された感想・評価

nana
3.5

ガツン!と来ました。

記憶に向き合う
自分自身を知る
今の自分に向き合うこと

サスペンスでありヒューマンドラマ

ある日突然突きつけられる事実
自分は誰?
真実を確かめる旅に出る少女と巻き込まれた少年のロードムービー。

前半〜中盤はやや不自然でツッコミどころはあるものの、後半でガラリと雰囲気が変わり引き込まれる。

知らない事
知っては生きられなかった事
重すぎる事実と抱えて生きてきた人達。
それぞれの人生と過去が浮き彫りになり涙した。

人は1人では生きていけない。
許す事と許してもらう事。
その時々の正義。

あの人はきっとこの出来事が起こるまで追い詰められたのだろうな、と思った。

譲ることの必然。
人に嫌われる事、嫌がられる事をしてはいけない。
適度に譲ることの大切さも人としてのマナー
行き過ぎていい事なんてない。

カメラワークが秀逸でカット割が「記憶」を観る側に突きつける。

日差しのぬくもりの表現が巧み。


胸を掴まれた作品でした。





〜〜〜初日舞台挨拶〜〜〜

撮影から3年

石井杏奈
カレンが抱えているものがいっぱい過ぎる
カレンと一緒に旅をした
柄本さんに会ってから自分が変わった
親子役3人でいると緩い空気で本当のお父さんとお母さんだった。

監督
原作に出会ってから25〜6年
初めて映画にしたいと思った原作。
人間はここまで変われる
一歩踏み出すのは怖い
でも前に進めば世界は開ける。
19歳の石井さんが生々しく向き合っている頑なさ
その先にあるものをノックしていた

戸田菜穂
このご時世に舞台挨拶が出来ることが普通ではなくなった
舞台挨拶がうれしい
この役は辛い思いをしたからこその優しさ。
本当の娘のようにカレンが愛おしかった


柄本時生
10代のセリフの生々しさに感動した。その瞬間が楽しかった。
残る記憶とは…
最近井岡選手とジムで一緒になったのが今後記憶に残っていく出来事
カッコよすぎたそうです
2020/11/22(日) cocoの特別オンライン試写で鑑賞。https://coco.to/ 原作は漫画のようですが未読。

東京に住む女子高校生の鹿角華蓮(かづの・かれん)は、時折起こる幼い頃の記憶が断片的にフラッシュバックして意識が飛ぶ症状に悩まされていた。ある日、華蓮は韓国への修学旅行に必要なパスポートを作る際、戸籍に“由”という人物がにが存在し、自身が養子だった事を知る。
由とは誰なのか?そして自身が思い出せない幼少期に何があったのか知りたくなった華蓮は、青い瞳を持つ大人びた雰囲気の同級生、穂刈怜(ほがり・さとい)に協力をしてもらい、出生の地である福岡に調べに行く事にした。そこで明らかになっていく過去とは一体・・・










ちょいちょい気になってしまう部分はあったものの、鑑賞後すぐに2周目鑑賞をしてしまったくらいで、個人的に傑作!


女子高生と同級生の男の子が福岡へ旅行、、、「それなんて“キミスイ”?」とか思ってしまい、あまり期待はしていなかったのですが、徐々に真実にたどり着くミステリー・サスペンス的要素も含めつつ、事実が分かった後にもさらにひと捻りの真実があって、期待値を上回りかなり面白かったです。

男女二人が数日間行動を共にする設定ながら恋愛的な要素は無く、華蓮の過去を探る旅を中心に描かれていたのも好印象。仮に僕があんな女の子と一緒にいたとしたら間違いなくガマンできない…(ゲス)。




雨やシャワー、水滴といった水の音、ソファごしに見えるTV、金魚といったものが、フラッシュバックする断片的な記憶の中の出来事への伏線となっていて、また随所での赤い色使いがこの映画全体を象徴しており、恐ろしくもあり美しかったです。


あと印象に残ったのが記憶についての解釈の話。人間は忘れる生き物だけど、実は記憶の根幹としては存在しているものの思い出せないのは脳内で検索に失敗しているから、という考え方。適切な検索の手がかりが見つからないため、記憶内の情報にアクセスできないことによるという説。

劇中では華蓮は本能的防御によって過去の記憶へのアクセスを遮断している感じだけど、本人は真実を知りたい。かたや手伝う事になった怜は、自身の瞳の色や家族関係などの出来事が強烈で、忘れたいけど忘れられないという対比が面白かったです。ただ怜の過去の話はちょっとあっさりしていたのでもう少し語ってほしかった部分。



少しマイナスな部分としては、華蓮は平成12年5月4日生まれの17歳との設定で、劇中舞台は2017年頃の話と思われます。なので華蓮が幼い頃は既に2000年代に入っており、起きた出来事の内容からしてもスマホで検索したらすぐに分かったのでは、と。
撮影、演出の都合上で仕方ないとは思うのですが、やはり気になってしまったところでした。





主演の華蓮を演じた石井杏奈。『スプリング、ハズ、カム』という映画で気になっておりましたが、本作でもかわいらしくもどこか頼りない雰囲気の女子高生役がハマっておりました。泣きの演技も引き込まれた~。

同級生・穂刈怜役の栗原吾郎。青い瞳のインパクトが強烈でなかなか慣れなかったけど、クールなキャラ設定はよかったです。しかし17歳で一人暮らしして、BARで働いている高校生って…笑

そして本作のキーパーソンとなる人物を演じた柄本時生。出番はそれほど多くないのですが、彼が感情を吐き出すシーンに泣かされました。そのシーンだけで☆0.5加算です。


あと、母親役・戸田菜穂の感情の機微が印象的だったのと、お父さん役の小市慢太郎の笑顔がとても素敵でした。




漫画原作っぽい都合よい感じは多々ありますが、それでもどのような結末となるのかドキドキできましたし、ラストシーンの華蓮と怜の締めくくりカットも良きでした。

みんなにおススメしたいのに上映館少なすぎぃ!涙


[2020-173]
3.0
いつもありがとうございます!
オンライン試写にて鑑賞。

平凡な女子高生が幼少期の断片的な記憶の謎を追う静かなミステリー。
落ち着いたトーンで進むストーリーや相棒役の男の子の頭良さげな台詞が良い味を出している。サスペンスの雰囲気は満点。

記憶のピースが少しずつ明らかになり、過去の秘密やトラウマ的な出来事の内容も分かってくる。こーいう少しずつゴールに近づいていくサスペンスは好き。

だけど、
後半にわかる真実がもっと劇的なものだと勝手にハードルを上げていた(^∀^;)失敗。
この真実自体はとても良い話だから、ハードルを上げないでご鑑賞いただきたい(笑)

あと個人的には終りのその先が観たかった。相棒の子の出生がもっと気になる。彼もまた壮絶な人生だから。※彼の母親は宗教にハマり、子供時代に絶縁しているような回想シーンがあった。ここを掘り下げたらまたさらにドラマが生まれそう。

『記憶の技法』に似ている作品

赤い雪 Red Snow

上映日:

2019年02月01日

製作国:

上映時間:

106分

配給:

  • KADOKAWA
3.0

あらすじ

ある雪の日、一人の少年が忽然と姿を消した。少年を見失った兄・白川一希(永瀬正敏)は、自分のせいで弟を見失ったと思いこみ、心に深い傷を負う。少年誘拐の容疑者と疑われた女の周りでは次々と怪しい…

>>続きを読む

記憶屋 あなたを忘れない

上映日:

2020年01月17日

製作国:

上映時間:

105分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.2

あらすじ

大学生の遼一は年上の恋人・杏子にプロポーズするが、その翌日から彼女と連絡が取れなくなってしまう。数日後に再会した彼女は、遼一の記憶だけを失っていた。信じられない遼一は、人の記憶を消せるとい…

>>続きを読む

僕に、会いたかった

上映日:

2019年05月10日

製作国:

上映時間:

96分
3.1

あらすじ

ある事故をきっかけにして、記憶を失った男、徹。その後の日々を優しく見守る、母と島の人々。本島から島へ来る留学生たちとの触れ合いの中で、徹の記憶は蘇るのか?島の愛は、人の心を救えるのだろうか…

>>続きを読む

嘘を愛する女

上映日:

2018年01月20日

製作国:

上映時間:

118分

ジャンル:

配給:

  • 東宝
3.2

あらすじ

その姿は世の女性が憧れる理想像。飲料メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えてい…

>>続きを読む

かくしごと

上映日:

2024年06月07日

製作国:

上映時間:

128分

ジャンル:

配給:

  • ハピネットファントム・スタジオ
3.7

あらすじ

絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった…

>>続きを読む

アンダーカレント

上映日:

2023年10月06日

製作国:

上映時間:

143分

配給:

  • KADOKAWA
3.7

あらすじ

家業の銭湯を継ぎ、夫の悟とともに順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。途方に暮れていたかなえだったが、なんとか一時休業していた銭湯を再開させる。数日後、堀と名乗る謎の男が、…

>>続きを読む