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記憶の技法
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目次

記憶の技法の作品紹介

記憶の技法のあらすじ

東京に住むごく普通の女子高校生、鹿角華蓮(石井杏奈)は、幼少期の記憶の断片が不意に脳裏をよぎり、しばしば意識が飛んでしまう奇妙な記憶喪失癖に悩んでいた。そんなある日、韓国への修学旅行のためにパスポート申請用の戸籍抄本を手にした華蓮は、自分に“ 由”という姉がいたことを知る。しかも由は4歳の時に死亡し、華蓮は“松本”という家から今の両親に引き取られた事実が判明。本当の親はどこにいるのか。なぜ、自分は養子として出されたのか。そのすべてを知りたい華蓮は嘘をついて修学旅行をキャンセルし、出生地の福岡へ旅立つ。そのルーツ探しに協力してくれた青い瞳を持つ同級生、穂刈怜(栗原吾郎)とともに現地調査を行う華蓮は、失われた記憶のピースをたぐり寄せながら、想像を絶する真実に迫っていく――――。

記憶の技法の監督

記憶の技法の出演者

原題
製作年
2020年
製作国
日本
上映時間
105分
ジャンル
ミステリー

『記憶の技法』に投稿された感想・評価

nana

nanaの感想・評価

3.5

ガツン!と来ました。

記憶に向き合う
自分自身を知る
今の自分に向き合うこと

サスペンスでありヒューマンドラマ

ある日突然突きつけられる事実
自分は誰?
真実を確かめる旅に出る少女と巻き込まれた少年のロードムービー。

前半〜中盤はやや不自然でツッコミどころはあるものの、後半でガラリと雰囲気が変わり引き込まれる。

知らない事
知っては生きられなかった事
重すぎる事実と抱えて生きてきた人達。
それぞれの人生と過去が浮き彫りになり涙した。

人は1人では生きていけない。
許す事と許してもらう事。
その時々の正義。

あの人はきっとこの出来事が起こるまで追い詰められたのだろうな、と思った。

譲ることの必然。
人に嫌われる事、嫌がられる事をしてはいけない。
適度に譲ることの大切さも人としてのマナー
行き過ぎていい事なんてない。

カメラワークが秀逸でカット割が「記憶」を観る側に突きつける。

日差しのぬくもりの表現が巧み。


胸を掴まれた作品でした。





〜〜〜初日舞台挨拶〜〜〜

撮影から3年

石井杏奈
カレンが抱えているものがいっぱい過ぎる
カレンと一緒に旅をした
柄本さんに会ってから自分が変わった
親子役3人でいると緩い空気で本当のお父さんとお母さんだった。

監督
原作に出会ってから25〜6年
初めて映画にしたいと思った原作。
人間はここまで変われる
一歩踏み出すのは怖い
でも前に進めば世界は開ける。
19歳の石井さんが生々しく向き合っている頑なさ
その先にあるものをノックしていた

戸田菜穂
このご時世に舞台挨拶が出来ることが普通ではなくなった
舞台挨拶がうれしい
この役は辛い思いをしたからこその優しさ。
本当の娘のようにカレンが愛おしかった


柄本時生
10代のセリフの生々しさに感動した。その瞬間が楽しかった。
残る記憶とは…
最近井岡選手とジムで一緒になったのが今後記憶に残っていく出来事
カッコよすぎたそうです
2020/11/22(日) cocoの特別オンライン試写で鑑賞。https://coco.to/ 原作は漫画のようですが未読。

東京に住む女子高校生の鹿角華蓮(かづの・かれん)は、時折起こる幼い頃の記憶が断片的にフラッシュバックして意識が飛ぶ症状に悩まされていた。ある日、華蓮は韓国への修学旅行に必要なパスポートを作る際、戸籍に“由”という人物がにが存在し、自身が養子だった事を知る。
由とは誰なのか?そして自身が思い出せない幼少期に何があったのか知りたくなった華蓮は、青い瞳を持つ大人びた雰囲気の同級生、穂刈怜(ほがり・さとい)に協力をしてもらい、出生の地である福岡に調べに行く事にした。そこで明らかになっていく過去とは一体・・・










ちょいちょい気になってしまう部分はあったものの、鑑賞後すぐに2周目鑑賞をしてしまったくらいで、個人的に傑作!


女子高生と同級生の男の子が福岡へ旅行、、、「それなんて“キミスイ”?」とか思ってしまい、あまり期待はしていなかったのですが、徐々に真実にたどり着くミステリー・サスペンス的要素も含めつつ、事実が分かった後にもさらにひと捻りの真実があって、期待値を上回りかなり面白かったです。

男女二人が数日間行動を共にする設定ながら恋愛的な要素は無く、華蓮の過去を探る旅を中心に描かれていたのも好印象。仮に僕があんな女の子と一緒にいたとしたら間違いなくガマンできない…(ゲス)。




雨やシャワー、水滴といった水の音、ソファごしに見えるTV、金魚といったものが、フラッシュバックする断片的な記憶の中の出来事への伏線となっていて、また随所での赤い色使いがこの映画全体を象徴しており、恐ろしくもあり美しかったです。


あと印象に残ったのが記憶についての解釈の話。人間は忘れる生き物だけど、実は記憶の根幹としては存在しているものの思い出せないのは脳内で検索に失敗しているから、という考え方。適切な検索の手がかりが見つからないため、記憶内の情報にアクセスできないことによるという説。

劇中では華蓮は本能的防御によって過去の記憶へのアクセスを遮断している感じだけど、本人は真実を知りたい。かたや手伝う事になった怜は、自身の瞳の色や家族関係などの出来事が強烈で、忘れたいけど忘れられないという対比が面白かったです。ただ怜の過去の話はちょっとあっさりしていたのでもう少し語ってほしかった部分。



少しマイナスな部分としては、華蓮は平成12年5月4日生まれの17歳との設定で、劇中舞台は2017年頃の話と思われます。なので華蓮が幼い頃は既に2000年代に入っており、起きた出来事の内容からしてもスマホで検索したらすぐに分かったのでは、と。
撮影、演出の都合上で仕方ないとは思うのですが、やはり気になってしまったところでした。





主演の華蓮を演じた石井杏奈。『スプリング、ハズ、カム』という映画で気になっておりましたが、本作でもかわいらしくもどこか頼りない雰囲気の女子高生役がハマっておりました。泣きの演技も引き込まれた~。

同級生・穂刈怜役の栗原吾郎。青い瞳のインパクトが強烈でなかなか慣れなかったけど、クールなキャラ設定はよかったです。しかし17歳で一人暮らしして、BARで働いている高校生って…笑

そして本作のキーパーソンとなる人物を演じた柄本時生。出番はそれほど多くないのですが、彼が感情を吐き出すシーンに泣かされました。そのシーンだけで☆0.5加算です。


あと、母親役・戸田菜穂の感情の機微が印象的だったのと、お父さん役の小市慢太郎の笑顔がとても素敵でした。




漫画原作っぽい都合よい感じは多々ありますが、それでもどのような結末となるのかドキドキできましたし、ラストシーンの華蓮と怜の締めくくりカットも良きでした。

みんなにおススメしたいのに上映館少なすぎぃ!涙


[2020-173]
たくや

たくやの感想・評価

3.0
いつもありがとうございます!
オンライン試写にて鑑賞。

平凡な女子高生が幼少期の断片的な記憶の謎を追う静かなミステリー。
落ち着いたトーンで進むストーリーや相棒役の男の子の頭良さげな台詞が良い味を出している。サスペンスの雰囲気は満点。

記憶のピースが少しずつ明らかになり、過去の秘密やトラウマ的な出来事の内容も分かってくる。こーいう少しずつゴールに近づいていくサスペンスは好き。

だけど、
後半にわかる真実がもっと劇的なものだと勝手にハードルを上げていた(^∀^;)失敗。
この真実自体はとても良い話だから、ハードルを上げないでご鑑賞いただきたい(笑)

あと個人的には終りのその先が観たかった。相棒の子の出生がもっと気になる。彼もまた壮絶な人生だから。※彼の母親は宗教にハマり、子供時代に絶縁しているような回想シーンがあった。ここを掘り下げたらまたさらにドラマが生まれそう。

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アンダーカレント

上映日:

2023年10月06日

製作国:

上映時間:

143分

配給:

  • KADOKAWA
3.8

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2020年01月24日

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