#大阪アジアン映画祭

「バッドジーニアス」「ハッピーオールドイヤー」と、タイの映画は、アジアの国々の中でもかなり期待値が高くなって来ました。

笑える人は笑えます^_^

ギャグのベタさは吉本新喜劇並みにお約束調なのですが、それが、まあ、気楽に観てると結構楽しいというか、とにかく可愛いのですよ　笑笑。

詐欺と言っても、相手はめっちゃ小物だし、騙しのテクニックもキレッキレではないのですが、、、まあ、許せます^_^

それでいて、ちゃんと胸キュンもあって、最後にコロナまで絡めて来るとは、恐れ入りました！

今年の大阪アジアン映画祭で日本初上映されたGDH製作コメディ映画をウォッチしましたが……う〜む、『ハッピー・オールド・イヤー』や『バッド・ジーニアス』(『ホームステイ』も加えていいかな？)辺りと比べると、ぶっちゃけ"映画力"(＝映画的な完成度)がだいぶ劣っている感じは否めず。

コメディと言うかギャグのセンスも微妙だし、サスペンス展開も全く面白くないからハラハラ＆ドキドキできないし。
(例えがあっているかわからないけど…「おならをしただけで笑っちゃう」的な小学生男子レベルのギャグを堂々とやってる感じ)
(まぁ良く言えば、前身会社GTH時代のユルくてチープなノリを思い出す感じのクオリティで…一時代前の"タイ映画っぽい可愛さのあるザ・タイ映画"かな)
(いくらなんでも130分は長過ぎるって…)

「大学時代の元カレ後輩に貸したままの50万バーツ(180万円ぐらい？)が返ってこないから金を騙し取ってやれ！」程度のカワイイ動機から始まった復讐劇だから、まぁこの程度のユルユルな騙し合いでもいいのかも……
(騙し合いの中で「そんな手があったか！」的な驚きが全くないことに驚きました…)

どうしても言っておきたいのは……
元カレ後輩役を演じた大好きドラマ『Hormones』出身のBank(ティティ)くんの"演技力"はこんなもんじゃないってこと！
笑顔が武器って設定だけども(確かに『Hormones』の頃からニコニコ笑顔が印象的…)、だからこそ笑顔の裏で実は…的な部分をちゃんと演じられる(＝本物と偽物の笑顔を演じ分けられる)んだってば！
(だからそこをちゃんと演出しなきゃ!!)
(ドラマ『My Ambulance』での"見せかけの笑顔をフリにした演技"はジョーカーみたいで最高でした…)

本作が果たして一般公開できるのか微妙な気もしますが、まぁ『コンフィデンスマンJP』みたいなノリが好きな人なら(…と言いながらドラマも映画も全く見てないから想像でしかないけど…)、本作もそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。

(予告編公式↓)
https://youtu.be/lRifyR1jrHw

古き良き香港映画のコメディを彷彿とさせる。ファレリー兄弟がやりそうなツバ飛ばしのネタもまあしつこい。プロットはスタンダード、キャラクターも悪くないしおもしろくなりそうなんだけど、なかなかおもしろくならない。なんでかわよくわからない。何度か集中力が切れて、観終わるのにだいぶ時間がかかってしまった。嫌いじゃないです。