愛おしいロボットや宇宙人達が大勢出てくるはちゃめちゃSFアクションコメディー❗️

スターウォーズ公開後に大量に作られたパロディ映画の一つなんだけど、
セットやロボット、特殊メイクに小物に衣装！
全部がオリジナリティーに溢れていて、めちゃくちゃ豪華！！
他のパロディ作品達とはレベルが違い過ぎる‼️


見た目がフルアーマーでめちゃくちゃカッコいいのに、ポンコツな手下のロボット兵士達が可愛くて好きwww
怖くて震えてるし、すぐバラバラになるしww

冒頭のトイレに入ってた宇宙人やキモい宇宙ヘルペス🪱も記憶に残る

中世ヨーロッパに似た衣装着た王国の人達やマッドマックスに出てきそうな骸骨戦車などなど、個性強すぎww


1分1秒ごとに全員が年を取っていく最後の大乱闘は見もの‼️

1985年公開のB級スぺオペアクションコメディ。公開当時はスターウォーズの出来損ないの一つとして見当違いな酷評を受けたことは想像に難くなく、自分も若い頃に観ている筈なのに全く記憶にない。ただ本作もまた時間の経過と共に輝きが増すタイプのジャンク作品で、往年の人気SF映画のパロディが満載、キャンプでキッチュな80sマナーたっぷりの作風とクラシックなギャグは現代目線の角度から観れば「くだらねえ〜ｗ」と言いながらかなり楽しめる。そんな中で仮面舞踏会のシークエンスの入り方がめちゃくちゃカッコ良かったり、時空の歪みの中で展開する最後のバトルで主人公を含め主要キャラクターが戦闘中にみるみる老けていくというユニークな展開がふるっていて感心する。死んだふりをするロボットと、しょうもない宇宙ヘルペスも最高。スタートレックをオマージュした（パクった）テーマ曲も味わい深い。94分。

　舞台は水が貴重となった未来。少ない水の権利を巡って、極悪非道の限りを尽くしているテンプラー帝国に、多くの惑星が抵抗できずにいた。
　そんな中、水を氷にして運んでいる貨物船を狙う宇宙海賊がいた。ある時、彼らのリーダーであるジェイスンは襲撃した貨物船内にいた王女カリーナと出会い、水が豊富にあるという第7世界を目指して行方不明となった彼女の父親を探すことになる。
　だが、そんな彼らの前にテンプラー帝国が立ちはだかる。

　真面目なSFアクションかと思いきや、結構コメディ調だった。
　とりあえず登場するロボットたちがとことんポンコツ。
　敵におびえてガタガタ震えているロボットや死んだふりするロボット、更には自分のお腹部分にあるネジを自らいじって抜いてしまって、上半身と下半身が外れちゃう、超おバカなロボットまで。

　様々な異星人が登場する様は『スター・ウォーズ』っぽいし、中盤以降には『マッドマックス』のような展開もあり、影響を受けていることは明らか。というかパロディですな。
　オリジナル要素があったのは、ベルトコンベアに男たちを乗せて流れ作業で去勢処置する工場かな。
　あと目を引くのは後半の『OLD/オールド』のようなトンデモ展開。
　1秒が1日になってしまう、宇宙空間にある時間のねじれに入り込んでしまい、みんなどんどん老いていく中での壮絶バトル!　もう、真面目なんだかふざけてるのか、訳が分からないよ!

　本作はとにかくハチャメチャ。途中からなぜかロバやウリ坊がついてくるし（可愛いんだけど）、宇宙ヘルペスのくだりも全く意味がないし、そもそも行方不明の王女の父親がどうなったのかもほったらかしのまま。良くも悪くも先の読めない内容だった。

　それにしても、第7世界に着いたら ‶足を洗う” って誰うま。

　因みに王女役はビング・クロスビーの実の娘のメアリー・クロスビー。
　ほかにもロン・パールマンやアンジェリカ・ヒューストンが出てます。