松井さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

松井

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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.4

出版業界に関わる人間としては感情移入しやすい作品だった。唯一違和感だったのは國村隼の髪型に他ならない。

みなさんの町に小さな書店はあるだろうか。小さな書店が次々に閉店していく様子は現代社会での生き残
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.7

漫画より映画の方が技の躍動感が伝わってきてバトルシーンに釘付けにされた。技を発動する度にワクワクする。








以下ネタバレ感想★★★★








透明感のあるビジュアルと弱者に強者が手
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.7

人が生きる為に何が大切かを描いた青春映画。佐々木の破天荒なキャラクターが魅力的。彼のような人間性は出会ったことがないので共感というより新鮮な目線で観れた。








以下ネタバレ感想★★★★
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はちどり(2018年製作の映画)

3.5

1994年を舞台にした中学生の心の葛藤を描いたありふれた話。テーマにインパクトがないので味がしない作品に感じた。難しいテーマだけに飽きさせないで観れたのは良かった。









以下ネタバレ感想
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

1968年という時代に作られたとは思えないクオリティのSF映画。


宇宙の神秘を紐解く旅だけではない展開に良い意味で裏切られた。効果音とビジュアルを眺めているだけでも面白い。










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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

売れないコメディアンが有名になる為に誘拐する……とんでもないストーリー。
デ・ニーロの演技力に脱帽。












以下ネタバレ感想★★★★







デ・ニーロの口はいつ閉じるのだろう
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

2.0

13歳の少年がいじめによる殺人を犯し、無罪になる。その後の人生を描いたストーリー。












以下ネタバレ感想★★★★







この映画は何が言いたかったのかわからない作品だった。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.9

久しぶりに観た。未来ではなく過去に戻るんだっけ。クリストファー・ロイドが当時70歳くらいなのかなと思っていたら大分若くて驚いた。








以下ネタバレ感想★★★★







ダメ親父の若い
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.5

才能溢れる16歳の黒人少年と正体を伏せた小説家のお爺さんとの交流。ハイライトのないゆっくりとした映画だが若者にしっかりとした道筋を描く素晴らしい作品。








以下ネタバレ感想★★★
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.8

戦争をリアルに描いた作品。今まで観た戦争映画では一番グロテスク。戦闘中、沢山の名前が飛び交うが覚える必要はないくらい死んでいく。


兄弟が戦死した場合、残された一人は強制的に帰国させられるというアメ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.6

絶望と希望の狭間で揺れ動く人間関係。人間として在るべき姿を映し出した唯一無二の名作。


無実の罪で刑務所に収監されるエリート銀行員のアンディ。刑務所という社会でも他人を思いやる大人な姿勢に感心する。
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.7

刑期を終えたビリーは両親を安心させる為にいないはずの妻を連れて帰るとウソをつく。通りすがりのレイラを拉致して妻を演じてもらい……果たしてうまく騙せるのか……









以下ネタバレ感想★★★★
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.6

辞書作りと殺人の罪が混じりあう重厚なヒューマンドラマ。


ベテラン俳優の熱演は一見の価値有り。








以下ネタバレ感想★★★★






殺人の罪は許されないことだと思うがそれを許すとい
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.8

裕福層が一般市民を狩る。主人公は誰なんだ?とツッコミを入れたくなる。殺されないように逃げる緊迫感と疑心暗鬼になる登場人物たちで良い緊張感があって最後まで飽きない。












以下ネタバレ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

13歳の少年が見返したい気持ちで不良グループと交流していくヒューマンドラマ。


スト2のTシャツを着たスティービー、時代背景がパッと思い出される演出に懐かしさが込み上げる。






以下ネタバレ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.4

アメリカで最も惨めな町に暮らすキアー、ザック、ビンは貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードに打ち込んでいるが、徐ーに過酷な現実と向き合うことに。





監督が10年間撮り貯めた映像ととも
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

世界で一番円が高価だった頃、その町は円を稼いで祖国で金持ちになることを夢見た移民(イェンタゥン)たちで溢れていた。そんな移民たちの切ない物語。


日本を舞台にしているのがピンとこない不思議な世界観。
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.7

売れない芸人が話題作りの為に事故物件に次々と引っ越していくホラー映画。最後まで観た自分を褒めたい。












以下ネタバレ感想★★★★












タイトルが気になって観たけ
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

子どもを諦めた夫婦が『特別養子縁組』で男の子を育てることに。実の母親が6年後に息子を返してほしい……無理ならお金をくださいと脅迫してくるヒューマンミステリー。







以下ネタバレ感想★★★★
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

おひとりさまアラサー女子みつ子と心の声でもあり執事のような『A』。絶妙な掛け合いが本当に面白い。取引先の営業マンの多田くんとの恋の行方が気になって仕方ない。ニヤニヤが止まらない。







以下ネ
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.7

プロ棋士と将棋AIとの禁断の対局。人間とコンピューターの力関係は世間の注目を浴びた。


浅川と清田は幼なじみでもありプロ棋士を目指すライバル。プロ棋士になれるのは年間4人という狭き門。運命は残酷だっ
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.7

『陽気』をテーマにしたようなラブストーリー。主人公の横道世之介は一度聞いたら忘れない名前。名前だけでなく出会った人々の記憶に刻まれる存在感。良い意味で空気を読まない男の珍道中は思わずニッコリしたくなる>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

『一生にあと1枚しかシャッターを切れないとしたらどんな写真を撮るのか』


写真家の浅田政志が選んだのはユニークな家族写真だった。写真に秘めたパワー、家族の絆……実話を基にしたヒューマンドラマに心が震
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

勉強しかして来なかった女子高生二人組が卒業式前夜に遊びまくるコメディ。下ネタ全開の女子トーク。ガリ勉女子たちの会話術が凄い(笑)妄想の嵐の末にできた怒濤の会話ラッシュで息つく暇もない。>>続きを読む

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.7

中国で500億の大ヒットを記録した映画。中国医薬業界に変革をもたらした驚きの“ニセ薬事件”を元にした、笑って泣けるサスペンスエンターテインメント。
主人公のルックスは普通だが中身が魅力的。
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.7

目を背けたくなるシーンがオムニバス的に繰り出される危険な映画。白黒映画で時代背景の演出と残虐シーンの緩和ができていた。絶妙なバランスの作品。もし色がついていれば観ていられなかっただろう。>>続きを読む

いつくしみふかき(2019年製作の映画)

3.9

腐りきった親子の絆。家庭環境は選べない切なさと人間関係の大切さが痛いほどよく分かる作品。先の展開の読めないのが良かった。渡辺いっけいの演技力が輝いていた。







以下ネタバレ感想★★★★
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.8

パキスタン人の高校生が80年代の音楽をきっかけに変化していくヒューマンドラマ。言葉では伝わらないことを音楽にのせて歌詞にするとまた違った受け取り方になる。







以下ネタバレ感想★★★★
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.1

怖さよりも気色悪さが際立つ家族映画。人間の本質的な恐怖心はあまり感じられずグロテスクな描写や虫などが気持ち悪かった。








以下ネタバレ感想★★★







チャーリーが物語のキーパーソ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

『ギャングに立ち向かう正義感溢れる4人の男たち』


30年以上前の古典的な映画。マスコミと警察を味方につけたギャングに正面から立ち向かうケビン・コスナーが渋くてカッコいい。







以下ネタバ
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.9

『パリの美しい街並みを背景に突如訪れる新生活』


24歳の青年ダヴィッドはアパートの管理人として働く。シングルマザーの姉と7歳のアマンダと交流する日常にうっとりする……







以下ネタバレ感
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.0

ドタバタブラックコメディ。パッケージの印象だと穏やかな騙し合いかと思いきやまるで違う。笑いのツボが浅い人には面白い。98年の映画にしてはかなり画質が古いので違和感を感じた。








以下ネタバ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

住民票を移したらいけない村。分類の難しい映画。昼間の気色悪いしきたりを延々と観せられた印象。尺が長いのでもう少し短くして欲しかったかな。



明るい時間帯で残虐なシーンが描かれるのは斬新だった。白を
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

アイネクライネナハトムジーク……ドイツ語で小さな夜の音楽という意味らしい。作品の雰囲気にマッチしたセンスのあるタイトル。


様々な出会い方から連鎖する人間関係をフォーカスした恋愛群像劇。ベタベタな恋
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

2回目の鑑賞。内容はすっかり忘れていた。

名作映画として名を馳せた作品。一度は耳にしたことのある音楽がノスタルジックな気分にしてくれる。音楽の存在感がでかい。『バクダッドカフェ』と同様のインパクト。
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.8

元刑事の賞金稼ぎがギャングの金を横領して逃亡した会計士を捕まえるストーリー。ロードムービー&コメディ&アクション三拍子揃った作品。








以下ネタバレ感想★★★★







時代を感じる
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