ロアルド・ダールの「素晴らしき父さん狐」を文字通り素晴らしいストップモーションアニメに仕上げたウェス・アンダーソンが、またもやダールの作品を映像化するNetflix4連作。
4作をまとめれば、ちょうど>>続きを読む
オチは何となく見えるのだけれど、とても可笑しくてニヤニヤ観た。好きです。
デヴ・パテルの語りが本当に面白くてどんどん引き込まれる。
ロアルド・ダールの原作も読んでみたい。
アンダーソン作品ではお初のベ>>続きを読む
ウェス・アンダーソンによるロアルド・ダールと言えば、「すばらしき父さん狐」だけれど、あまり馴染みでないダールのこの短編では、何となくそれを思い出した。
ちょっとだけストップモーションアニメ出てくるし。>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの次の一手は、ロアルド・ダール原作の短編連作。
ダール作品の映像化となると「チャーリーとチョコレート工場」や「マチルダ」の様な陽性なトーンの印象があるが、そちらにもうっすらと塗され>>続きを読む
ジョン・ウィックのスピンオフに先んじた"バレリーナ"殺し屋モノかと思いきや、割と定番のネオンノワール。アクションは思ったより少なめ。
アクションシーンはカメラワークと編集で魅せる方向性で、87elve>>続きを読む
「スパイ大作戦」mixマカロニウェスタンのエンターテイメント作品。面白かったなぁ〜
「おはようフェルプスくん」でお馴染みのピーター・グレイブスをリーダーに、爆破のプロ、盗みの達人、怪力男、侍でなる5人>>続きを読む
これは限定公開されていた劇場で観るべきだった、と後悔。快作!
マラソンスイマー、ダイアナ・ナイアドの物語。
2013年、彼女が64歳にして成し遂げた偉業に迫った実録映画。
監督はドキュメンタリーで名高>>続きを読む
ザック・スナイダーが手掛ける本格オリジナルスペースオペラという触れ込みに期待半分不安半分で臨むも………
コスり倒したネタを美味しく調理するのが如何に難しいか。
「そう!それそれ!」となるお約束はイマイ>>続きを読む
Netflix年末恒例、世界終末もの。
はったりのないシャマラン、ケレン味のないジョーダン・ピールという趣き。
かと言って、実力派キャストによる心理劇としても振り切れきておらず、中途半端な印象。
ジュ>>続きを読む
正月なのにサンクスギビング!
しっかし新年早々、なかなかの痛快作。
楽しかった!
タラ/ロドリゲスの「グラインドハウス」(2007)幕間フェイクティーザーの一編をイーライ・ロス自ら、遂に映画化。
13>>続きを読む
年納めがビヨンセだったので、年初めもビヨンセにした。何度か見返しているけど、縁起は間違いなくイイ。
Coachella2018、黒人女性初のヘッドライナーとなったビヨンセ。
世界の音楽史にも太字で残る>>続きを読む
師走の映画締めは音楽映画やライブ映画にするのがここのところ恒例になっていて、2023年はコレにしました。
ビヨンセ「RENNISSANCE」ツアーのライブ映像に、ツアードキュメンタリーやインタビューを>>続きを読む
「ウィッシュ」前のディズニー100周年スペシャルフッテージ。
「こういうのはいらんよー」と斜に構えて見始めたたけれど、なんだかんだ途中から目頭が熱くなってきてしまった。
考えてみれば、こんな自分も、物>>続きを読む
パブリックイメージの「夢と魔法」に即した設定、水彩画を思わせる新しさと懐かしさを同時に想起させるアニメーション表現とディズニーの伝統に忠実であるものの、悪い意味でフツーのディズニー作品という印象。
ス>>続きを読む
22年前に観てからというもの、心に刺さったまま抜けない棘の様な、特別な一本。
当時は、恵比寿ガーデンシネマでしたね。
まさかのリバイバル上映。
あの頃イーニドやレベッカだった自分は、すっかりシーモアに>>続きを読む
本作を観てから2023年ベスト映画を検討しても遅くない。年末に飛び込んできたヤバイやつ。
「プロミンシングヤングウーマン」のエメラルド・フェネルと"怪優"バリー・コーガンの悪魔合体。
プロットの骨子は>>続きを読む
特集上映「A24の知られざる映画たち」
ようやくFirst Cowが公開されたと思ったら、ケリー・ライカートの新作がさっそく観られる、という。嬉しい。
これ、First Cowより好きかも。
オレゴン>>続きを読む
いやぁ〜やっと公開。しかし長年、本国や世界的な評価の割には日本国内では不遇であったケリー・ライカートの作品がそれなりの規模で全国公開されるのだから祝福しなければならない。
そんなこちらの期待もさっと軽>>続きを読む
究極の若気の至りムービー。「クスリ、駄目絶対。」より、よっぽど教育効果があるかも。後悔先に立たず。
しかし、自分が歳を取った所為もあるかもしれないが、確かにこの先行きの見えない時代、若い世代の刹那的衝>>続きを読む
いまさら、鬼太郎オリジン?と訝しかりながらも、漏れ聞こえてくる好評判に劇場へ。
思わず、良かった。
正直、FIRST SLAM DUNK、スパイダーバース、TMNTなどの近年のアニメーション技術の革>>続きを読む
近年観た邦画の中でも指折りに"強い"映画。観たことを忘れられない引きずる映画だ。
何が強いって、先ずは杉咲花と若葉竜也。
申し訳ないけれど普段から全くと言っていいほどTVを観ない人間なので、杉咲花がこ>>続きを読む
パートナーが"運命の人"かどうか判定が出来るifもしも設定のロマンスSF。
ジェシー・バックリー、ジェレミー・アレン・ホワイト、リズ・アーメッドというキャスティングのド直球ぶりに鑑賞。
微妙にあり得そ>>続きを読む
額面の伝記映画の体裁を大胆に逸脱する作劇にワクワクする。
レナード・バーンスタイン。
これだけの人物なだけに、本国アメリカでは、どれだけの人物であったかなどは周知のこと。
それよりも、人間バーンスタイ>>続きを読む
「午前10時の映画祭」にて4Kリマスター版。
アラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンド、当時人気絶頂2大スター夢の競演のギャングドラマ。
成り上がり物語として割と定型で今時分に観ると特段面白いお話で>>続きを読む
ハーヴェイ・カイテルが晩年のマイヤー・ランスキーを演じ、ライターに扮するサム・ワーシントンに半生を語るという体の伝記映画。
最近スコセッシマラソンで若い頃を見慣れていた所為か、すっかりちぃさなお爺ちゃ>>続きを読む
酒と孤独。音楽と映画。
愛。そして、犬。
なんだ、俺のための映画か。
そんな風に思った人は世界中にきっと、たくさん居るんだろうな。
おかえりなさい、カウリスマキ。
ラジオから流れてくる殺戮のしらせ。>>続きを読む
これまた初見。主演がジャン=ピオール・レオでロンドンを舞台にした英語劇ということでカウリスマキ作品の中でも変り種。
いつものカウリスマキファミリーじゃない役者陣で、良い悪いというより、やっぱり味が違っ>>続きを読む
初見。カウリスマキが新作「枯れ葉」の雛形だ、みたいなことを仰っている様なので予習。
枯れ葉どころかカウリスマキ作品全般の基本根幹といっていい映画だった。
男と女は一瞬で恋に落ちるし、男同士はあっという>>続きを読む
名作。大好き。
ピアノシンガーの弾き語りのオープニングから、夫婦(&ワンちゃん)が空を揃って見上げるクロージングまで。完璧でしょ。
名門レストランの給仕長を務めるイロナと、路面電車の運転手ラウリ。仲睦>>続きを読む
特集上映「愛すべきアキカウリスマキ」にて。
初見。これはカリウスマキ作品の中でも"異質"な一本なのでは。
もちろんモノクロ、台詞無しのサイレント(字幕あり音楽あり)という形態からして特殊なのだが、呵責>>続きを読む
カウリスマキのめっちゃカワイイ小品。
コーヒー大好きな仕立て屋バルトと、ワルなロッカー気取りのレイノは、ロシア人とエストニア人の女性2人組をひょんな事から、車で港まで送り届ける事に。
ぶっきらぼうで変>>続きを読む
特集上映「愛すべきアキカウリスマキ」にて。
行きて帰りし物語。メキシコでスターになったと思っていたレニングラードカウボーイズの面々。
しかし、魔の酒テキーラの毒牙に掛かり、すっかり身をもち崩しているの>>続きを読む
なんとも楽しい一本。
アサヒビール本社のアレみたいなケッタイなリーゼント、サングラスに異様に尖った革靴。
レニングラードとか言ってて、出身ヘルシンキだろ!
何から何までおかしいのに、ポルカからロックン>>続きを読む
炭鉱が閉山し失業した男は、形見の幌が"閉まらない"コンバーチブルで南へ向かう。
なけなしの金を騙し取られ、行く宛もなく街を彷徨い、ひとりの女で出会う。
社会の底辺で足掻く人たちを静かに容赦なく描いてい>>続きを読む
淡々と粛々と、工場でマッチ箱が製造される様子を映し続ける序盤から、その流れのままドラマがはじまり、気づけばドラマが終わっていた。
何も付け加えることも、差し引く必要もないシンプルで、完璧な映画だ。
マ>>続きを読む
もう、殺すな。
将来の夢を語る少年。
乗客や行きつけの屋台の親父と談笑するタクシー運転手。
煌めく水面。
ビートに合わせて踊る若者たち。
世界のどこにでもある日常。
その平穏な風景が一瞬の爆発音で一変>>続きを読む