ほおづきさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.5

Filmarksでよく見かけたから鑑賞したけど、もう主人公がかわいそすぎてこれ突然自殺しちゃうおはなしじゃないよね・・・って不安になって途中で観るのやめようかと思ったけど、そういう映画じゃなかった。>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

5.0

「ウォールフラワー」とは壁際にひっそりと咲いてる花のこと。
 パーティなどで友達もなく壁際にいる仲間外れの人のこと。


精神的な問題を抱えた主人公が、高校に入学して上位カーストには行けず日陰の生活を
>>続きを読む

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.0

望まれずに生まれてきた子供たちのことをもっと考えなきゃっていう映画。


表面的には母親を拒絶し続ける少年が青年に成長して猟奇的な犯罪を犯すまでを描く物語で、何を考えているか思考の読めない育児のイライ
>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

平手友梨奈さん=天才
という不文律みたいなものを認識してるかどうかで評価が二分されそうな映画だった。


常識にとらわれず自らの生き方を絶対に曲げない主人公が圧倒的な才能で文学の世界に革命を起こすって
>>続きを読む

悪い種子(たね)(1956年製作の映画)

4.0

少年が溺死する事故があり、状況証拠から8歳の自分の娘が犯人じゃないかと疑う母親。そして自分の中に殺人者の血が流れているという事実を知り、それが娘に遺伝してるせいなのかもしれないと疑心暗鬼になるおはなし>>続きを読む

ワイルドシングス(1998年製作の映画)

3.5

学園どんでんがえしモノ。
ラストのどんでん返しがやりすぎ感あるけど
たまにはこういうのもいいんじゃないって思う映画。
イケメン先生、アメリカンなエロ女子高生、サスペンス、バイオレンス、ハリウッドなスタ
>>続きを読む

暗黒女子(2017年製作の映画)

4.0

百合xミステリー

生徒たちの憧れの存在だった女生徒の不可解な自殺に動揺するお嬢様高校を舞台に、彼女を殺害したと疑われる文芸サークルのメンバーが、朗読会で真犯人を告発する小説を発表するという取り留めも
>>続きを読む

青の炎(2003年製作の映画)

4.0

貴志祐介さん原作小説の映像化作品。

DVで飲んだくれのクズ養父から家族を守るために少年が完全犯罪を計画する物語で、ただ普通の家庭を望んだだけの孤独な少年の心情と殺害後の葛藤など、青くくすぶり続ける炎
>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

3.5

貴志祐介さんの小説は結構好きなんだけど、この作品はあまり人気がなさそうだったから原作も未読。

どんな駄作なのかと恐る恐る観たけど、序盤はきちんとサイコパスで観客にだけ怪しさを匂わせるモヤモヤ感があっ
>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

4.0

湊かなえさんの原作小説がすごく面白かったから、なんだか公開当時から評価の低いこの映画は観なくていいかなと思ってたけどサブスクにあったから鑑賞。

とにかくこの作品で描かれるのは”無知”という罪。ものを
>>続きを読む

ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

4.0

これもなんか構造が『エスター』に似てるなって思う映画。
ヒトコワ系女子なところとか
ご主人が役立たずなところとか
そのせいで女同士の戦いになっちゃうところとか
そして結局終盤は肉弾戦になっちゃうところ
>>続きを読む

ルームメイト(1992年製作の映画)

4.5

構造が『エスター』と似てると思う映画。
結局人が一番怖いよねってところを軸に
女同士の戦いなところとか
男が役立たずなところとか
序盤は心理戦だけど、終盤は肉弾戦になっちゃうとことろか・・・w


>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

5.0

有名小説家である主人公が人里離れた雪道で自動車事故を起こしてしまう。彼の熱烈なファンである女性に偶然助けられたが、そこから看病と称しての監禁生活が始まるっていうおはなし。

児童虐待とかでも問題になっ
>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

5.0

鑑賞前は、悪魔にとり憑かれた呪いの少女の物語かと思っていたけど、幽霊とか悪魔的な超常現象とかそういったものが出てこない怖さがかなり大好物だった。個人的にはラストの衝撃の事実がなかった方が好みだけどwこ>>続きを読む

罪の余白(2015年製作の映画)

4.0

この映画、正直ぜんぜん人におすすめできるものではないのだけど、何がいいって吉本実憂さん演じるサイコパス女子高生の悪女っぷりが最高にかっこいいところ。

スクールカーストの頂点に君臨し、容姿端麗で成績も
>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

3.5

トレーラー見て、小松菜奈さんの演じる天使か悪魔かわからない女子高生加奈子がカッコいいと思って映画館観に行った作品なんだけど、結局おっさんがずっと発狂してて期待外れだった。
加奈子がメインの物語と思って
>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.5

あぁ・・なんかもの凄くおしい映画・・・
おしいというか、、映画としてはひどいんだけど。。。
なんでこういう邦画ってもっと丁寧に作ってくれないんだろう・・・って思った作品。


都会から田舎に転校してい
>>続きを読む

キャリー(2013年製作の映画)

3.5

ホラーの名作と言われてるオリジナルは未鑑賞。
リメイクの本作は、世間の評判を知る限り『モールス』と同じくクロエ・グレース・モレッツの演技が凄いだけの映画になっちゃってるみたいだけどw、これはこれでそこ
>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

4.0

スウェーデンの映画『ぼくのエリ200歳の少女』をオリジナルとするハリウッドリメイク映画。
オリジナルの儚い雰囲気は残しつつもほぼ同じストーリーをなぞりながら、クロエ・グレース・モレッツの妖艶な魅力とハ
>>続きを読む

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

クロエ・グレース・モレッツの映画『モールス』のオリジナルにあたるスウェーデンの映画。
ヴァンパイアの特質を活かしたプロットが秀逸な悲しくも美しい名作で、いじめられっ子の主人公が隣の家に引っ越して来た少
>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

5.0

子どもの純粋さってほんとうに残酷で凶器だよねっていうのを淡々と突き付けてくる韓国映画。

子供のころに感じてたあの嫌な感じをもの凄くリアルに子供視点で描いた作品。 
まず最初のドッジボールのチーム決め
>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

『君の名は。』とほぼ同時期に上映していたアニメ映画。
原作は全7巻の漫画。聴覚障害の少女といじめの主犯格の少年の物語なので「いじめ」がテーマの話だと思われがちだけど、いじめがメインなのは1巻だけ。
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

「トリーチャーコリンズ症候群」という先天的に顔が変形してる奇病の男の子が、普通の学校で生活するおはなし。


とにかく登場人物の子供たちがみんないい子でそれぞれにドラマがあってとてもいい。
ぼっちにな
>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

タイトルが生々しく怖くて
なかなか見れなかった映画。
とにかく浜辺美波さんの演技が好き。
彼女の演技だけで全部持ってかれた気がする。

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.5

エヴァの中途半端な知識のせいで、この映画を観なきゃと思ってて観たけどぜんぜん関係なかった。
『世界の中心で愛を叫んだけもの』っていうSF小説だった。
病室で坊主の女の人が「こんなになっちゃった・・」っ
>>続きを読む

アルジャーノンに花束を/まごころを君に(1968年製作の映画)

3.5

エヴァのタイトルにもなった映画『まごころを君に』の原作小説『アルジャーノンに花束を』が何度も読み返すくらい好きだったからこの映画も見てみたけど、そこまで原作の良さを出せていなかった。

精神遅滞の主人
>>続きを読む

ねことじいちゃん(2019年製作の映画)

4.0

意外といい映画だった。
ただの猫好きの猫好きのための中身のない映画かと思って侮っていた・・・

猫目当てだけにボ~っと見ようと思ってたら、セリフまわしとか感動場面の演出とかしっかりした良いシナリオだっ
>>続きを読む

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

『クワイエットルームにようこそ』になんとなく似てる作品。
主人公が物書きなこととか、隔離病棟に収容される理由とか、舞台が女性隔離病棟だということとか。
こちらの方がぜんぜん先だけど。

そして、同じよ
>>続きを読む

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

4.0

仕事が多忙でわけもわからず隔離病棟に入れられた主人公が、個性の強い人達と過ごしながら自分を取り戻していく姿を描くブラックコメディ。
嘔吐物とかグロい食事とか蕁麻疹とか・・・食欲無くなる表現は多いけど、
>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.5

題材はいいのに何かもの足りない映画だった。
『アバウト・タイム』とか『アデライン』とか・・・・メインビジュアルに赤いパーティドレス着た女性と背広の男性がレイアウトされてる映画と相性が悪い。。。
ターゲ
>>続きを読む

君への誓い(2012年製作の映画)

3.5

なんかよく恋人同士で、もしどちらかが記憶喪失になっても元の関係に戻れるかごっことかするけど(?w)、実際にそうなった場合こんなの事が起きるのかって絶望する映画。

相性いいから恋人だったって分かるとか
>>続きを読む

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

5.0

この物語は”究極の愛の形”を描いた恋愛物語であると同時に、医療のあり方へ疑問を投げかけた映画だと思う。
そして「コロナ」蔓延の今こそ
見直されてほしい作品。
 

ガーデニングが趣味の穏やかな性格の主
>>続きを読む

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

4.0

ナンパ師でチャラ男だった主人公が本気で愛した女性はパーキンソン病患者だった。そして、自分の病気のために本気の恋愛を避けていた女性は、はじめは体だけの交際をはじめるが次第に本気になっていく・・・というお>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

物語はシンプルに、盛り上がって付き合った二人が勢いで結婚して冷めちゃって別れるまでのどこにでもある普通の夫婦のおはなし。
盛り上がってる時期と冷え切ってる時期を対比させた演出が、意外とありそうで無かっ
>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

出てくる人間全員クズだった・・・
最初に道を尋ねられるモブのおじさんだけが、ばいんばいんのおっぱいに目もくれずに聖人のようにいい人。


長台詞、長回し、一人芝居、はきはきとした口調、メタ演出、スポッ
>>続きを読む

白い犬とワルツを(1993年製作の映画)

4.5

むかし先生におすすめされて、勘違いして邦画のほうの『白い犬とワルツを』を見てしまって、ぜんぜん面白くなくて感想を言えないでスルーしてしまったという苦い思い出。。。


60年連れ添い、仲の良かった妻を
>>続きを読む