何だこの面白い映画は。とにかく劇中の会話とあえて恋愛モノの予定調和を壊す演出がメチャクチャ面白い。年始は笑ってちょっとしんみりする快作で幕開け。
中2の時から片思いの「イチ」君を10年後も脳内で妄想>>続きを読む
自分やっぱりタランティーノが凄い好きなんだと再認識した一作。
「密室における殺人劇」と聞いて今度はミステリーかと思ったのも束の間、その実はくせ者同士が血みどろの殺し合いをするむちゃくちゃファンキーな>>続きを読む
警官が自分の正義を示すために容疑者に過剰に暴力的になることを「ダーティハリー症候群」と呼ぶそうだけど、その語源になった作品がこちら。脱法行為でのうのうと生きている悪党達を次々と粛清していく若い4人の白>>続きを読む
観終わった後の率直な感想は「フォースってあんな使い方できるのか笑」という驚きと、「エピソード9はどうなっていくの?」という期待と不安。今までのスター・ウォーズからの転換を如実に感じて少し寂しくなったの>>続きを読む
期待値高すぎたけど今一つな作品だった。下ネタは多かったけどそれでも作品のテンポを増しには至らなかった。
アメリカ人ならニヤリと出来るんだろうなって小ネタが多すぎて爆笑って感じの笑いではなかった。「フ>>続きを読む
この人が本作の2年後に「許されざる者」を、さらに14年後には「ミリオンダラー・ベイビー」を撮るなんて信じられませんね。
駆け出しの俳優だったチャーリー・シーンと当時既にベテランのクリント・イーストウ>>続きを読む
どの世代が観ても外れないファミレス的な安定感は相変わらず。1作目で可愛くなかったスーヤンが普通に美人になってて驚いたけど役者さんが変わってたのね笑。
JAC出身の真田広之の殺陣はやはり凄まじくジャッ>>続きを読む
ジャッキー・チェンのアメリカ進出映画で初めて興行収入が1億ドルを越えた記念すべき作品。古いジャッキーファンからは酷評されることの多い作品ですが、やっぱ面白いよこれは。
カンフーが意味なく延々と繰り広>>続きを読む
ジェームズ・キャメロン監督とシュワルツェネッガーのコンビといえば「ターミネーター」を思い浮かべる人が大半で、本作は影が薄いけど個人的には大好きな作品。
表向きは平凡なセールスマンだが実は敏腕スパイと>>続きを読む
ストーリー自体は正直かなり普通だけど、普段は脇役に回る登場人物が活躍する展開が面白くて大味化した前作は余裕で越えた。今作から古沢良太の単独脚本になったからかキャラ同士のやり取りの「間」が絶妙で、特に高>>続きを読む
サンドラ・ブロック主演で女性版オーシャンズが来年か再来年に公開されるようなので懐かしくなり再見。
誰も死者が出ない小気味いい騙し抜きはまるで2000年代の「スティング」。小粋なBGMに乗せてセットア>>続きを読む
「老いたる者たちの国ではない」という原題のまんまの映画だと思います。「もうお前ら年寄りの知ってる古き良きアメリカじゃないんだよ!」というメッセージを静かに説かれるような作品です。
「昔の保安官は銃を>>続きを読む
前作のクオリティが高い分、大作映画的な大味続編になるのではないかと不安を感じたがフタを開ければオリジナルに敬意を払いつつ、それを更に深化させた傑作だった。
前作でのデッカードとレイチェルの切ないラス>>続きを読む
本作の衝撃と胸くその悪さは今年観た映画の中で間違いなく断トツ。あばら家や廃道ではなく普通の家庭が現代ではこんな風にホラーの舞台になるんだね。
冒頭から漂う不気味さが加速的に深まっていくのがとにかく怖>>続きを読む
「カリオストロの城」で悪役カリオストロ伯爵を演じた故石田太郎さんが再登板したことがファンにとっては嬉しい一作。
加えて、本作で石田さんが演じたテリー刑事は容姿から喋り方までコロンボ警部そっくり笑。コ>>続きを読む
監禁15年目に突然解放された男による復讐劇...かと思いきや、意外な所にミスリードさせてくれる異色作。ネタバレ後に再鑑賞すると実は色んな会話や小道具が伏線となっていて面白い。
何よりも、本作が儒教国>>続きを読む
「女007誕生」と宣伝とされていたが、ダニエル・クレイグ版ボンドと比べてもひけを取らないタフすぎるスパイ、ローレン・ブロートンの存在感で全てを引っ張る映画。「モンスター」「マッドマックス 怒りのデス・>>続きを読む
ジャケットから勝手に「フル・モンティ」みたいな明るいコメディかと思いきや、中身は30代のストリッパーの苦悩を描いたヒューマンドラマ要素が強い作品だった。
刹那的な快楽を提供する産業で働く人はどうして>>続きを読む
本作を最後にTVスペシャルで見応えのあるルパンは影を潜めてしまった印象。
近年の傑作シリーズ「峰不二子という女」は深夜枠だからこそダークな世界観を構築できたが、民放のゴールデン枠でここまで味のある作>>続きを読む
モンキー・パンチ本人が監督を務めただけあって原作寄りの猿顔でちょい悪なルパンが堪能できる作品。
...といっても、作者の手を離れて確立した「優しい義賊のおじさま」たるルパン像を完全に否定するのは難し>>続きを読む
「負けたのは戦ってたから」
クリープハイプの主題歌にも表現されているけど、生活する中で誰もが感じる「分かっちゃいるけど抜けられない負のスパイラル」を断ち切ろうと奮闘する女性を描いた良作。
スポーツ>>続きを読む
ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」では、9.11テロで痛感した国防の必要性から犯罪関与者を事前に検知する「マシン」が開発された経緯が登場人物から説明されていた。
他方、本作が公開されたのはあのテ>>続きを読む
「ローグ・ネイション」が公開されるまでM:Iシリーズで一番好きな作品が本作だった。
公開が1996年なのでコンピューターや諜報アイテムが非常に時代を感じさせるし、また続編にある様な複雑なストーリー性>>続きを読む
素晴らしいストーリー展開に唸りっぱなしだったけどラスト15分で更に唸らせてくれる作品。苦い記憶を抱えて前進することの大切さというか、お互いの闇を知っても愛し合っていけるのか?という決断を迫るようなラス>>続きを読む
アカデミー賞90年の歴史上、「サスペンスホラー」というジャンルで唯一主要5部門制覇という記録を打ち立てた本作だが、いつ観ても色褪せることのない高過ぎるクオリティに驚嘆の一言。
「"あの役は地でやって>>続きを読む
2匹目のドジョウを掬いにいって完全にファンの地雷を踏んでしまった作品。紛れもない駄作でした。
前作のラストを遥か彼方の宇宙から敵の仲間が見ていて復讐に来るというプロットはまだいいにしても、こんな力を>>続きを読む
イーストウッドのここ10年の作品はラストで切ない涙を流させてくれる。
「許されざる者」のウィリアム・マニーは過去に犯した悪行に対する罪の意識を背負った影のある男だったが、本作のコワルスキーも朝鮮戦争>>続きを読む
ジェシー・アイゼンバーグのオタクキャラが最初に印象付けられた作品。
冒頭10分間でのエリカとのトークシーン、絶対に字幕じゃカバーしきれないジェシーの速射砲のような喋りにまず唖然とした。正しいコミュニ>>続きを読む
自己中過ぎるがあまりバンドを追い出された三流ミュージシャンが音楽教師に成りすますお話。
「ロック」というツールが閉鎖的な学校における子供達の心を解放していくのと同時に、こだわりの強かったデューイが内>>続きを読む
売れない役者が女装するプロットの作品ではダスティン・ホフマンの「トッツィー」が有名だけど、本作はその要素を下敷きした明るいホームコメディ。
離婚後も子供たちに会うためという目的で女装し家政婦に成り済>>続きを読む
こんなバカなキャラやっても違和感ない所に妻夫木聡の演技の凄さを感じた。「悪人」「怒り」に出てたのと同じ人物とは思えない。彼女に会いたいけどウザいと思われたくなくて粋に振る舞おうとするけど、結果ウザがら>>続きを読む
深く悩んだ時、自分には相談できる友達がいます。でもそういう状況が当たり前ではないんだということを本作は教えてくれる。
ジョージ6世は王族としての厳格な教育を受ける中で自分を抑圧し、それが原因で吃音症>>続きを読む
アイドルがヲタ発言したりコントに挑戦して好感度を上げるバラエティ番組と似た臭いを感じる作品。
カメラマンもしている福山雅治のパパラッチ姿は板に付いていたけど何か頑張って汚くなろうとしている「役作り感>>続きを読む
前作越えの続編が何かと問われればまず最初に挙げるほど好きな作品。
世界にあれだけの衝撃を与えたヴィランを越える困難を一蹴するかの如く、T-1000という見事な敵役を創り上げたキャメロン監督。初めて本>>続きを読む
展開がズルいし、自分はつくづくこういうベタな映画に弱いんだなと思った。男が「めでたし、めでたし」と「物語」を締めてからラストまでの15分間で涙腺が崩壊する程泣けた。
介護施設でアルツハイマーの女性に>>続きを読む
北野版座頭市は恐らく海外輸出を目指した作品なんだと思う。勝新太郎版は江戸時代の障害者に対する差別や世の無情さを描写するシーンこそあったが、本作では完全に娯楽作品に徹している。悪い奴は皆殺し、以上...>>続きを読む